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「ねぇ、動物園に行こうよー」と、京都に住み始めた頃から、近くを散歩するたびに、目にする「京都市動物園」の観覧車に乗りたくてたまらないミモロ。
実は、以前「ウェスティン都ホテル 京都」に宿泊したときから、部屋から見える動物園の観覧車が気になっていて、最近は、「動物園に行って、観覧車に乗りたいなぁー」と、散歩のたびに言うミモロです。
秋のはじめ、動物園では、閉園後の動物園に、飼育員さんのガイド付きでお散歩できるという「秋の夕暮れ園内散歩」というイベントが。
でも、それは人気のイベントのため、抽選があって、当選しないと参加できないもの。
「落選しても、閉園までは、動物園にいられるんでしょ!」と、ミモロの鋭い指摘。
では、まぁ行ってみましょうか…。
そこでイベント開催日の10月28日、まずは参加希望者の受付が始まる16時に動物園に行くことに。
いつもお散歩で行きなれた道を、その日は、いっそう足取りも軽やかに、タッタカと歩くミモロです。
「わー、やっと憧れの動物園に来れた!」と、うれしくてたまらないよう。
まずは、イベントの抽選会場でエントリー。
整理券をもらい、「当選しますように・・・」と、大事そうに抱えます。
抽選結果がわかるのは、閉園直前。それまでまだ1時間ほどあるので、その間に、動物園を陽のあるうちに見ておくことに。当選して夜の動物園を見学する前に、一応、昼間の動物の様子も見たいですから…。
「さてと、動物を見る前に、まずは観覧車!」とミモロは、さっさと観覧車乗り場へ。
「うわー観覧車だー!高いなぁ」。遠くで見るより、確かに大きく見えますが、でも他の観覧車に比べると、かなり小さいもの。でもミモロにとっては、どこのものより、大きく見える憧れの観覧車です。
いよいよ乗り込むことに、「トラさんのボックスに乗るの?」
ずっと憧れていた観覧車に乗ったミモロは、もう夢中!
中は、4人乗ればいっぱいの小さなボックス。
東京のお台場にあるような高く大きな観覧車は、ガラス張りですが、ここは低いので、オープンエア。外の風が、吹き抜けて、開放感は抜群です。西山に傾きかけた、ややオレンジ色を帯びた日差しが、ミモロの体を包みます。
「あ、『ウェスティン都ホテル』が見える。あの辺のお部屋に泊まったんだよねー」と昨年、京都を訪れた時を思い出すミモロです。
観覧車からは、京都の町を囲む山々が見渡せ、また、はるか遠くに、ロウソクの形をした京都タワーが小さく見えます。「ここで大文字の送り火見れたらいいのにねぇ」とミモロ。
京都に育った人なら、きっと子供の頃、1度は乗ったことがある観覧車でしょう。またデートにも利用した人もいるでは。周囲に高い建物が何もないので、見晴らしはなかなかのもの。
ただ残念なのは、あまりに小さな観覧車なので、すぐに1周してしまうこと。おしゃべりしてると、景色を見損なうので、乗ったら、すぐに景色に集中。また、片方だけでなく、見回すことをおすすめします。ともかくあっという間におしまいという感じです。
「わーもう終わっちゃったー。もっと乗っていたいのにー」と。
係の人に促されて、しぶしぶ降りるミモロです。
観覧車は、1回ひとり200円。2回分買っておけばよかったと。ミモロ、ごめんね…。
もっと観覧車に乗っていたかったミモロは、そばの遊戯に座り込み。
しばらくして、やっと歩き始めると…。
「あ、売店!動物のクッキーがあるよー」と。
動物園の売店では、動物を象ったクッキーをはじめ、動物パンなど、ここならではのオリジナルがいろいろ。おみやげに、買いたくなるカワイイ品々が多数そろっています。
「まぁ、もっと乗ってたかったけど、でも、憧れの観覧車に乗れたんだもの、よかったーモグモグ…」
クッキーをかじりながら、ミモロのご機嫌は、よくなったよう。
「じゃ、動物に会いに行こう!」とトコトコ園内の散策に出掛けます。
*旅のポイント:子供連れでも京都に行きたい!という人におすすめのが、「京都市動物園」。岡崎の平安神宮や、京都府立近代美術館、京都市美術館などのすぐ近くにあり、大人の観光の合間に、ちょっと立ち寄れる動物園です。のんびりと過ごすひと時も京都らしい思い出になるはずです。
*「京都市動物園」では、年に何度が、夜の動物園見学のイベントが行われ、昼間、見られない夜の動物の様子が楽しめます。参加するには、申込みなどが必要。ほかにも動物と触れ合うイベントや生態を知ることができる飼育員のお話などの企画も多数。詳しい情報は、「京都市動物園」のホームページでご確認ください。