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紅葉を見に訪れた滋賀県大津の「石山寺」。
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山全体が、鮮やかな衣をまとったような、見事な紅葉に、ミモロも大感激の様子。
「紅葉も素晴らしいけど、ここは、なんか不思議な山だねぇー」とポツリ。
さずがパワースポットマニアのミモロは、ここを訪れた時から、何かを感じていたみたい。
実は、お寺がある山には、大きな岩がいっぱい。言い換えれば、岩で山ができている感じです。
本堂につづく参道の脇から、ゴロゴロ大きな岩が荒々しい姿を見せ、木は、岩から生えているようで、強い生命力を感じさせる景色です。
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本堂のすぐそばにも大きな岩が、紅葉の帽子をかぶったように聳えています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/9e/07990f6aa79e78e5dfafcacff0110173.jpg)
この岩は、珪灰石(けいかいせき)と呼ばれるもので、石灰岩が地中から隆起した花崗岩と接触し、変質したものだそう。石山寺ほど、巨大なものは貴重で、天然記念物に指定されています。
「石の山にあるから、石山寺なの?」とミモロ。そう、その通り、お寺の名前の由来は、この巨大な岩群から。「わかりやすいネーミングだね」と。
本堂をはじめ、多くの建造物は、岩の上にあり、その建築技術には目を見張るものが。
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*「石山寺」の見所のひとつに、山に点在する国宝や重要文化財に指定された歴史的建造物があります。源頼朝の寄進による、現存最古の多宝塔(国宝)は、現在、檜皮葺屋根の修理中。珍しい作業風景が間近で見学できます。
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建造物を巡るように、山を散策するのも、石山寺の楽しみ。
話を、パワースポットに戻しましょう。
「石から、なんかパワーが出てるみたい…」とミモロは、手をかざして、パワーをチャージしているよう。
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「石山寺」が、パワースポットと言われる所以は、鎌倉時代末期に描かれた「石山寺縁起絵巻」にすでにみることができます。石山寺の資料によると・・・・
奈良時代、聖武天皇が発願した東大寺大仏を造るに際し、膨大な量の黄金が必要に。天皇の命を受け、良弁僧正が、黄金発見を祈願したところ、「近江の国、瀬田に霊山があるから、そこに祈願すれば、黄金が見つかる」との夢のお告げが。その霊山こそ、石山で、巨岩の上に如意輪観音像を安置し、庵を結び、祈願したところ、なんと陸奥の国に黄金が発見され、無事に大仏が完成。そこで願いを叶えてくださった観音像を大和へお移ししようと。しかし、岩の上から、離れず、これが、如意輪観音を本尊とする石山寺の創建となったと伝えられています。
平安時代、そんなお願いを叶えてくださる本尊の如意輪観音のお力にすがるために、京の都から平安貴族の女性たちが、安産や福徳など、幸せ祈願に訪れる「石山詣」が盛んに行われました。
石山詣は、一晩、観音堂に籠り、読経しながら過ごすもの。
静寂に包まれながら、わずかな明かりの中で、過ごす夜…女性たちの真剣な祈りが想像されます。
「わー怖くて、とてもできない…無理ー」と震えるミモロ。今の感覚では、むずかしいかもしれません。
でも、昔は、石山寺に参拝することが憧れに…。
当時、石山詣を行った有名人と言えば、清少納言や和泉式部など。
今でいう女流作家たちをはじめ、多数の芸術家や文人たちも多く、ここで創作のインスピレーションを得たとか。
かの紫式部も、「源氏物語」の構想を考えたのは、石山寺…という源氏物語起筆伝説もあるほど、なにかインスピレーションをもたらすパワーが、ここにはあるようです。
幸せへのインスピレーションを得るために、ぜひ、石山寺へ。
山全体のパワーと観音様のお力が、きっと何かをもたらすはず…。
明日は、石山寺と紫式部のお話を少し…。
*「石山寺」の詳しい情報は、ホームページで。
今は、紅葉の盛り、山が燃えるように赤く染まり、パワーもいっそう感じられるよう…。
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