ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

お庭を眺めながら趣あるお座敷でいただく季節の和菓子。下鴨の「茶寮宝泉」

2012-03-02 | グルメ

下鴨神社にほど近い住宅地の趣ある日本家屋。それが、下鴨神社などにも和菓子を納める京都でも評判の和菓子店「あずき処 宝泉堂」のお休み処「茶寮 宝泉」です。


「今なら、きっとお雛様のお菓子が食べられるね」と、いそいそとミモロはお出かけ。

ここ「茶寮 宝泉」は、季節の和菓子をはじめ、ぜんざいやわらび餅などが、お抹茶やお煎茶などと共にゆっくりと味わえる場所。

純日本建築の家屋は、しっとりとした落ち着いた雰囲気。ミモロは、トコトコと店内へ。

「こんにちはー」「あ、ミモロちゃん!お久しぶり…」と、笑顔で迎えてくれた若奥様の古田さん。
「今日は、お雛様のお菓子を食べに来ました!」とミモロは、久しぶりの再会に声を弾ませます。

店内には、ミモロがイメージしたとおり、可愛らしいお雛様のお菓子がいろいろ。



季節の生菓子の中から、桃のお花のような品を選んだミモロ。
「お座敷にどうぞ…ゆっくりしていってくださいね」と古田さん。
「ハーイ」と返事をすると、ミモロは、さっそくお店の奥にあるお座敷へ。
来たことがあるので、足取り軽く、畳の廊下をトコトコと。

途中、庭に梅の鉢を見つけ、立ち止まるミモロ。「鶯が来るといいのにー」と。


ここは、お庭も、風情があり、四季折々、異なった景色が訪れる人を迎えます。

ミモロは、お庭がよく見える席に。すでに注文した季節の和菓子とお抹茶のセットが運ばれました。


「わーキレイなお菓子ー」
ミモロがお願いしたのは、「桃花」という桃の花を見立てた和菓子です。


「本当に春らしい和菓子。日本のお菓子ってなんてステキなんだろう」とじっと見つめるミモロです。
和菓子の美しさを鑑賞していると思ったら、あれ?次第にヨダレが…。「美味しそう…」

ミモロがふとお菓子から目をはなし、まわりを見ると…

広々としたお座敷には、静かに時を過ごす方の姿が。

ここ「茶寮 宝泉」では、ゆったりと静かな雰囲気を楽しんでいただくために、小さなお子様やじっと座っていられないお子様の座敷での喫茶は、遠慮していただいているそう。(もちろん動物の同伴も不可。ミモロは特別です)

ミモロも庭を眺めながら、静かに、和菓子とお抹茶を味わいます。


ここ「あずき処 宝泉堂」の和菓子は、素材のよさが自慢。特に良質の丹波大納言や黒大豆など、主人が自ら産地に赴き、選び抜いたものを使っています。また、本わらび粉を使ったわらび餅は、評判の逸品。こちらも味わいたいおすすめの品。

季節の生菓子を一口味わい、「ほんのりと甘く、口の中で、やさしい味が広がる感じ…上品なお味…」とミモロ。

この時期、床の間には、雛のお軸がかかり、お店には、お雛様が飾られていました。


「お雛様の季節っていいね。心がウキウキしちゃう…」とお雛様好きのミモロです。


季節を見事に表現する和菓子。特に、春のお雛様の時期の和菓子は、彩りの豊かで、可愛らしさにもあふれています。3月は、まだお雛様に関係する和菓子が見られます。その次は、桜の和菓子へと、京の和菓子は変わります。
季節限定が和菓子の魅力。限られた時期だけ味わえる特別感が、たまりません。

下鴨神社へ参拝の折、ぜひ足を伸ばして、立ち寄りたいお店です。心やすらぐひとときが、過ごせます。


*「茶寮 宝泉」京都市左京区下鴨西高木町25 電話075-712-1270 営業時間:10:00~16:45LO 水曜休み

また京都観光に訪れて、時間がない人には、京都駅新幹線乗り場2階コンコースにある「宝泉 JR新幹線京都店」でも、ここの味が楽しめます。お土産を買いそびれた人も、そこで調達可能です。インターネットでのお取り寄せも可能。詳しくは、ホームページで





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コメント (4)
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