京都駅からJR奈良線で30分ほどの「長池駅」。ここ長池の辺りは、「ゴリゴリの里」と呼ばれる地域です。
「ゴリゴリ…ってなあに?」とミモロ。それは、京都から5里、奈良から5里という、まさに中間にある場所だからこの名が。さらに大阪や三重県甲賀にも通じる交通の要所として、栄えた地域なんです。
「そこに美味しい和菓子屋さんがあるんですよ」と、工場見学をした「泉工業」の福永さんに連れてきてもらったのが、創業明治43年の老舗「御菓子司 松屋」。大きな構えの和菓子店です。

「いらっしゃいませ、何になさいますか?」

「あのーいろいろ美味しそうなお菓子があるんで、まだ…うーん…」と、いつものミモロ。


店内に並ぶ和菓子をひとつひとつ丁寧に見ています。
「あ、これ美味しそう…」ミモロがじっと見つめるのは、大好物の苺が入った「苺大福」。

「これとーえーと…」「あの『芋ようかん』は、当店の自慢の品。ぜひ食べてみてください…」と四代目店主の中川憲一さん。

「『芋ようかん』だってー」ミモロは、思わずゴクリと喉を鳴らします。
中川さんのおすすめに従って、お店の一角で、さっそくいただくことに。

「もう食べてもいい?」と、

コロンとした形の「苺大福」とクリーム色の『芋ようかん』

まず『芋ようかん』を一口。ふんわりとした食感でお芋の甘さが、口いっぱいに広がります。さらにスイートポテトを思わせるような、ちょっと洋風な味わいも…。ミモロが東京にいた時に、よく名店街で買った芋ようかんとは、全く異なる食感と味わい…。「美味しい!こんなの食べたことない!」と新たな美味しさに出会い感激!
実は、この『芋ようかん』は、城陽の特産物である寺田芋という有名なサツマイモで作られた品。水分を多く含んだまったりとした口当たりと甘さが特徴の品種です。この地で、江戸時代薬種問屋を営んでいた島利兵衛が、琉球から持ち込んだサツマイモの苗を、苦労の末、栽培に成功したもの。その時代より、利兵衛と松屋の御先祖とは関わりがあったそう。縁の深い寺田芋でできたのが、この絶品の「芋ようかん」です。
次に『苺大福』へ。

2つに割ると、苺の甘い香りがホワーンとミモロの鼻をくすぐります。やわらかな生地に包まれ、中の白あんの甘さと苺の甘酸っぱさが、口の中で溶け合い、これも「美味しい!」と思わず声を。
城陽市を訪れて、思わず出会った美味しい和菓子です。
そもそも「御菓子司 松屋」は、江戸時代元禄年間より旅籠を営んでいた歴史を持っています。店の一角には、その当時を物語る貴重な文献や資料などの展示が。



資料を見学した後、帰るのかと思いきや…。
「もう一皿くださーい!」とミモロ。

それほど気に入ってしまった『芋ようかん』と『苺大福』でした。

*「御菓子司 松屋」京都府城陽市長池北清水27 電話0774-52-0031 Fax0774-56-2188 営業時間:10:00~19:00 火曜休み 『芋ようかん』は、通信販売でのお取り寄せが可能。詳しくはホームページで。

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