京都、平安神宮の裏手を走る丸太町通は、アンティークショップや鎧や刀などの美術品を扱うお店が点在する場所。日本美術などに関心をもつ外国人観光客なども多く訪れています。
その通り沿いに、ミモロは、気になるお店を見つけました。
「なんのお店だろう?」と興味津々で店内を覗きます。
そこは「Gallery 369」(ギャラリーミロク)という仏像を扱うお店です。
店内には、棚にずらりと仏像が。
「仏像のお店なんて、京都らしいねぇー」とミモロ。確かに仏像専門店って、珍しいかも。
このお店ができたのは、3年ほど前で、常時、店舗には、大小さまざまな約100種類近くの仏像が揃っています。
柘植や白檀などの木を使い、繊細で緻密な彫りで完成した仏様たち。国内の仏師の手によるもの、また中国に製作を依頼したものなど、いずれも美しいお姿の仏様たちばかりです。
店名の369は、広隆寺の弥勒菩薩にあやかったものだそう。
「仏様って、いろいろあるんだねぇー」と、ミモロは、ひとつひとつ見て行きます。
阿弥陀仏、千手観音、大日如来、不動明王、大黒天など、さまざまな種類の仏様が静かに時を過ごしています。
「ここでは、すごく身近に仏様を見られるし、見ているだけで、心が鎮まってくるみたい…」とミモロ。
「あ、この仏像知ってるー」と駆け寄ったのは、奈良、興福寺の阿修羅像。
白木の木彫仏像だけでなく、彩色が施された仏像にも心惹かれます。
家でお祀りする仏像だけでなく、旅行などに携帯できるコンパクトなものも。
「あ、これは大きな仏様の手…手の平にのせるだけで、なんか癒されるねぇー」
合掌なさっている手を開くと、中には仏様のお姿が。
店内では、パワーストーンの念珠も輝いています。
「わーここにいるだけで、癒される気がする…」仏像を見上げて、ポツリ。
十二支守本尊なども並ぶ店内。ご自身を守ってくださる仏様が、きっとここに…。
こぼれ話:ミモロがお店を訪れた時、ドイツからの女性観光客に出会いました。旅が大好きな彼女は、自分を守ってくれる仏様を探すために、ここに。蓮の花弁をかたどった中に、静かにお座りになった釈迦牟尼仏を求めました。「ホテルで寝る時に枕の下に入れておくの…あと、飛行機などに乗る時に、ポケットに忍ばせておくつもり…」と。海外の仏像ファンも多く、ゆっくりとひとつひとつ眺め、自分と波長の合う仏像との巡り合いを楽しむ方も。
とても細かい作りで、そのお顔の清らかな面持ちが、見る人の心を癒してくれます。
価格も、小さなものなら、5000円くらいから購入できます。きっと素敵な出会いがここに。
*「Gallery369」京都市左京区聖護院山王町25-19 電話075-754-0121 営業時間:10:00~19:00 水曜休み お店や仏像などの詳しい情報は、ホームページで。
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