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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都、嵐山「小倉百人一首殿堂 時雨殿」での文化講演会と平安時代装束着付け体験

2013-09-11 | 博物館・美術館

嵐山の渡月橋にもほどちかい場所にある「小倉百人一首殿堂 時雨殿」を訪れているミモロ。

立派な建物から眺める庭の景色もなかなかです。

さて、ミモロが、ここを訪れたのは、実は、年に何回か開催される、文化講演会に参加するためでした。
「京都って、ほんとに気軽に参加できる文化講座や講演会が多いんだよねー」と。確かに、新聞などにもよく文化講座の参加募集記事が掲載されています。

さて、この日は、染色界の第一人者の吉岡幸雄先生の「千年の色 百人一首の世界」という百人一首に登場する色のお話です。
ミモロも2階の大広間へ。一番前の席で、吉岡先生のお話を伺うことに。

京都の「染司よしおか」の五代目でいらっしゃる吉岡先生。日本古来の色の研究をはじめ、その技術の再現や保持などに尽力なさっています。正倉院の宝物の衣類の研究など、失われた日本の色の復元は、古代文化の研究にも大きな影響をもたらしています。

「平安時代の貴族の間では、季節の色を着物にすることが、教養のある証だったんです。日本人は、本当に季節の色に敏感で、歌にもさまざまな色が詠まれています」と吉岡先生。

大広間には、美しい色で染められた布が、今の季節を物語っています。

日本の色って本当に美しい…微妙な色の違いを日本人は、しっかり識別できる美意識をもっています。

「貴族たちは、なかなか鮮やかな色を着てたんですよ。染料の材料は、輸入してたんですよ」と。

「いろんな植物の実や皮、花など、さまざまな部分から染料をとってたんだねー」とミモロ。

「今、みなさんは、木綿を着ますが。昔は、木綿ではなく、麻が一般的でした」
「えー結構、硬そうだよねー肌荒れしちゃいそう…」「東京の地名には、昔、麻の布をつくっていたことがわかるとこが見られます。例えば、麻布、調布、砧、多摩川も本当は、布をさらした多麻川のはず…」

「季節の色を着てたなんて、昔の人っておしゃれだねー」とミモロ。「秋になったら秋らしい色着よう…」と、密かに思うミモロです。

約1時間ほどの講演会。時間が経つのが、すごく早く感じました。


「京都の文化講座って、臨場感があるよねー。だって、小倉百人一首の話だって、ここのエリアが 舞台でしょ?実際に歴史の舞台になったところで講座が行われるって、感激しちゃう!」とミモロ。


*「時雨殿」では、11月24日にも文化講演会が開催されます。「万葉に読まれた世界を描く」という題で、画家である上村淳之(うえむらあつし)さんの講演が。上村さんは、あの上村松園の孫に当たります。詳しくは、「時雨殿」のホームページをご確認ください。


さて、講演会を終えたミモロは、隣りの部屋でやっている「平安時代装束体験」に。
会場には、平安時代の雅な衣装がいろいろ。また几帳などの調度品も揃っていて、そこで衣装を羽織り、写真撮影ができます。

「好きなものを着てみてくださいね」と係の方。
「うーんどれにしようなか?」とミモロは、いろいろ合わせてみます。
「うー、これも凛々しい!」
でも、お姫様がやっぱりいい・・・ということで、お姫様の衣装を。「似合う?」
「キャーお雛様になったみたい…」とうれしそう。

「昔は、こういうところで寝たんですよ。まだお布団は使われていないので…」ミモロ、お昼寝するつもり?
「源氏物語のお姫様たちって、こういうとこで寝てたんだねー背中痛くなっちゃいそう…」と、でも、すっかりお姫様気分のミモロです。寝ちゃダメよー「うーん、ムニャムニャ…」また眠くなったんでしょ?

無料で楽しめる「平安時代装束体験」。ぜひ、一度、旅の記念に…。

「また、遊びに来ちゃおう」と。ここがすっかり、気に入ったミモロです。



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コメント (3)
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