京都岡崎のミモロの住むエリアに、「仁王門通」という蹴上と鴨川の間を、東西に走る道があります。平安神宮のそばの疏水沿いは、幅広い道ですが、東大路通から川端までは、西向きの一方通行の狭い道へと変わります。
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実は、この辺りは、すごくお寺が多かったり、また不思議な通り名があるエリア。それに関しては、いずれ詳しくリポートすることにして、「今回は鯛やきでしょ!早く食べに行こうよー」と、ミモロ。では、今回は、歴史より、今注目の鯛やきのお話を…。
「ここ、ここ…」東大路通から一通の道を入り、しばらく歩くと、人が店先にたっているところへ。
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「あれーでも、こんなお店、前からあったかな?」と、ここを車でよく通るミモロは、首を傾げます。
この道の川端通に達する角には、以前、ブログで紹介した韓国家庭料理の「ピニョ食堂」があります。
ミモロが、不思議に思うのも無理はなく、実は、この場所、今年の6月まで、戦前から続く八百屋さんがあったのだとか。「えーそうだっけ?覚えてない…」 人の記憶というのは、曖昧で、あまり自分の生活に関係ないと、ちょっと前まで何が建っていたか記憶から消えてしまいます。
「川端通には、スーパーができてるし・・・・」。話によると、この仁王門通も、かつては、人で賑わう商店街だったとか…今は、商店の姿をほとんど見ることができません。
「古川橋商店街も、さびれてるし…」白川沿いのアーケードの商店街も、今やシャッター通り商店街に様変わりしています。京都と言えども、町の変化は、急ピッチで進行しているのです。
町の変貌は、時代の中で当たり前のこと。実は、この仁王門の周辺の町のありようは、京都の中でもなかなか劇的。「その話は、今度でしょ!今は、鯛焼きープンプン」ミモロが、隣りでにらむので、その話は、また・・・・。
町の変化の中で、さびれた町を復興しようという動きも生まれます。今、この仁王門通にも、新しい町の姿に変わろうとする兆しが…。それが、古い町家や家屋を使った若い人たちやその動きに共鳴した人たちの進出です。
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そのひとつが、
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『こたろう』の鯛焼きです。 元々は、東京で広告業界で活躍したこたろうさんが、奈良の奈良町で鯛焼きを始めたのは、数年前から。素朴な美味しさが人気を呼び、雑誌などでも取り上げられるように。そして、この夏から、縁あって、ここで焼き始めたそう。京都でも、また二カ月ほどにもかかわらず、口コミで評判が伝わり、近所の人を中心に、遠くから自転車を乗り付ける人など、店の前には、いつも人が立ち止まって、焼けるのを楽しそうに待っています。
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さて、その鯛焼きは、「一丁焼き」という昔ながらのスタイル。
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「1回に鯛焼き2個できるけど、中身何にする?小倉、白、うぐいすってあるけど…」とご主人。
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「あのー小倉とーそれとウグイスっていうのお願いします」と。「ハイよ!1個200円だから、400円ね」と。ここの鯛焼きは、お客さんの注文を受けてから焼きはじめます。そのため、10分以上は、かかります。気長に待ちましょう。
まず、程よく熱した鯛焼きの型に、ご主人特製の生地を垂らし、なかに、餡を入れ、再び生地を垂らして、しっかり閉じて、ゆっくり焼き上げます。
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何度も、型を火の上で裏返して、焼き具合を見て行きます。「はい、できましたよー」
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「ワー香ばしい…」店のカウンターでさっそくいただくことに。
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「あ、写真逆さまになっちゃったー」そう。実は、背が下になったのが「踊り鯛」の形です。失敗!失礼しました。
焼きあがった鯛焼きは、やはりその場で食べるのが一番美味しい…。
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「食べるの慌てないでいいですよー」
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*鯛焼き「こたろう」左京区仁王門通新堺町東入ル 営業時間:朝06:00~21:00頃 不定休 事前に営業してるか確認をおすすめ、090-3238-0297
また、店舗の左部分は、チエリさんが作るお惣菜「CHIERIYA」が。
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ランチのおばんざいプレート700円、ベトナム風サンドイッチ500円や、近所の人たちに人気の持ち帰り惣菜もいろいろ。営業時間は、8:00~21:00です。
もう1店は、「ピニョ食堂」がやっている韓国喫茶ですが、そこは現在、食堂が忙しすぎて、しばらくお休み状態。
「町って、ミモロが、越してきて2年しかたってないのに、結構変わったよねー。仁王門通や東山二条辺りが、これからきっともっと面白くなるねー」と、ご近所の変化に、興味津々のミモロです。
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