京都の八坂神社の前から、三条通方向へ、東大路を進むと、道沿いに、なにやら不思議な建物があります。

ある日、その前を通りかかり、窓から中を覗くと…。


そこには、ブリキのおもちゃ、ぬりえ、お人形などが並んでいます。「あの女の人誰?」ミモロが、指さすレコードには、なんと昭和40年代に一世を風靡した人気アイドル「天地真理」、通称「マリチャン」の写真が…。
そしてお店の前には、佐藤製薬のマスコット、オレンジ色の象の「サトチャン」がいるではありませんか。

本日は、カゲの声が私が、ミモロに代わり、中心にお話を進めます。だって、ミモロが生まれてない時代ですから…
「そんなに興奮するなら、中に入ってみようよー」と、ミモロは、トコトコと中へ。「こんにちはー」


二人以上人が入ったら、身動きがむずかしいほど、物があふれた店内。



ここに置かれた品々は、昭和生まれの者にとっては、目を輝かせ見入る、懐かしいものばかり。


「ここにある品は、自分の趣味で集めたものばかり…。店を始めたのは10年ほど前から…」という鈴木さん。まさに鈴木さんが長年集めたコレクションアイテムのお店なのです。


「この人たち知ってるーどこかで見たことあるー」とミモロがいうのは、


鈴木さんのコレクションの中でも、特に心惹かれたのは、中原淳一の「それいゆ」などの雑誌です。

「中原淳一の本は、男性にも人気が高いんですよ」と鈴木さん。美しい日本語を話し、年長者を敬い、キチンとした身だしなみをする少女たちに、憧れているのかもしれません。
さて、他にも、「キイチのぬり絵」や、おもちゃなど昔の子供たちが夢中になった物も多数。


「いろんなものがあるんだねぇー」

これから何十年か後、平成の少女や少年たちの文化を物語る品を並べるとしたら、一体何が残るのでしょう。そこには、古くなったゲーム機と携帯電話やパソコンが置かれるのかも…。
今、このお店が注目を集めているのは、1964年の「東京オリンピック」当時のものだとか。

「昭和って面白い時代だったんだねー」とミモロ。

そう…みんなが、熱狂するものが、たくさんあった時代です。
ワー南沙織のレコード

昭和生まれの人なら、必ず手にしたり、見たことがある品々が見つかる「鈴木古道具店」。
京都に来たら、ぜひ立ち寄って見てはいかがでしょう。
少年少女の気持ちに戻れる場所かもしれません。
*「鈴木古道具店」京都市東山区東大路通三条下ル西側 075-525-5055 営業時間:昼ごろから夕方 不定休

ブログを見たら、金魚をクリックしてね。ミモロからのお願いでーす。