今回で3回目となるミモロの「時代祭」見物。「今年は、どこで見ようかな…」と…。「そんなら、うちの2階でどうぞ…」と、以前、写真展を開催させていただいた「ぎゃらりーあーとぺーじ唯心」のオーナー恵子さんの言葉に甘えて…。
そこは、三条通と神宮道の交差点のすぐそば…行列が方向を変えて進むポイントです。
午後2時すぎ、いよいよ交通規制が始まりました。「もうすぐ来るんだねー」と、ミモロはワクワク。

「わー来た来た…」


「山田府知事と門川市長も馬車にのってる…」やはり時代装束姿のお二人…。なんとも晴れがましい姿です。満面の笑みで、市民へご挨拶…。

ピーヒャラピーと風にのって軍楽隊の笛の音が…。

「時代祭」の時代装束行列は、京都に都がある時代の時代的なトピックスをテーマにした行列。明治維新から、平安遷都の延暦年代へと、約1,100年間を時を遡って行きます。
先頭は、「維新勤王隊列」



この列は、毎年、京都青年会議所の人たちが担当。衣装と前に掲げられる札を見ないと、誰が誰だかわかりません。


今回の参加者は、背が高いのか、着物がツンツルテン…。「なんか、偉そうに見えないねー」とミモロ。
着物を作り替えるか、参加する人の身長制限をするかしないと、カッコ悪い感じですね。
列は、全部で20。最大の長さを誇る列が「徳川城使上洛列」。その後に華やかな女性たちの列「江戸時代婦人列」が続きます。



時代祭の装束は、時代考証の上で作られたもの。染め、刺繍、金具などなどあるゆるものが京都の職人さんの技でできています。「京都は、こんなに素晴らしいものが作れるんですよー」と、国内外に示す意味も、実は、時代祭にはあるのです。

「あー織田公上洛列だー」いよいよ地元の皆さんの晴れ姿が見られる時がやってきました。






「みんな上手に馬に乗ってる…元気そう…よかったー」と、周囲からの声援もいっそう高まる地元でのお披露目。
「前田さーん、藤井さーん」など、ミモロは、大きな声で呼びかけます。でも、周囲の音にかき消され、ミモロの声は、馬上の武将たちには届きません。
時代祭のゴールは、平安神宮。そこに到着すると、すぐさま、待ち構えている着付け師の方が、装束を回収。身ぐるみ剥がれ、普段の服装に戻ります。祭りが終わった後、装束を干したり、修繕したり、とさまざまな作業が行われ、大切に保管され、翌年に備えることに…。「1日中、着た衣装は、汗でぐっしょり…その手入れが大変なんですよ」と、着付け師の方。晴れの舞台は、蔭でささえる大勢のみなさんがあってこそ…。
「わーキレイ…」




「坂上田村麻呂だよー」黄金色の豪華な甲冑姿です。

「もう時代装束の行列も終わりだねー」


「おふたりとも、1年に一度、京都の町をめぐられて、楽しかったんじゃない?きっと毎年、変化する町の姿にビックリされているかもねー」祭りが始まって109年。その間、2人のご祭神は、さぞや驚かれていることでしょう。「ビルが増えたねー」「看板がいろいろあるねー」など、その変化を一番ご存じかもしれません。
「あーお祭り終わっちゃったー」


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