ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

当日申し込みで拝観。桜咲く「仙洞御所」。池の州浜に色を添える美しき桜

2017-04-07 | 歴史・史跡

「京都御苑の桜は、咲いてるから・・・きっとあそこの桜も咲いてるかも…」と、ミモロが今年、拝観を狙っていたのは、京都御苑内にある「仙洞御所」です。
 
昨年夏までは、事前申し込みでしか拝観できず、しかもなかなか思うような日が満席で入れないことが多かった「仙洞御所」「修学院離宮」「桂離宮」が、今年は、当日申し込み枠が拡大したため、グッと拝観しやすくなりました。

ミモロも「仙洞御所」の当日申し込みをしに、受付が始まる11時を目指して出かけました。11時前にすでに30人以上の人が並んでいたそう。この日ミモロは11時20分ごろ到着。「もういっぱいになっちゃたかな~」とちょっと心配したのですが、13時30分、14時、15時の3回の拝観で、ミモロは、15時の部に申し込むことができました。
申し込みには、免許証や保険証など、身分証明するものを、必ず持参してください。

「よかった~」と拝観整理券をゲットしたミモロは、「お昼食べてから、また来よう~」といったん帰宅することに。


さて、15時の20分前から正式な受付が開始。再び「仙洞御所」を訪れたミモロ。
「わ~久しぶり~」
すでに夏や秋にも訪れているミモロ。「でもここ何度来ても好きなんだ~」と。

約50名ほどの人たちが1グループで、ガイドの方に従って、みんなで一緒に行動します。
「最後尾には、守衛さんが付いているから、自由行動はしちゃダメなんだよ~」と、馴れてるミモロ。

「仙洞御所」は、皇位を退かれた天皇の御所。後水尾上皇の御所として寛永7年(1630)に造営されました。
その後、何度も火災で焼失。最後の火事は、嘉永7年(1854)ですが、そのとき、ここにお住まいになる上皇がいらっしゃらなかったため、その後、再建されず、現在に至ります。
ミモロたちが見学する「仙洞御所」は、そのお庭。また隣接する「大宮御所」という皇太后の御所の敷地を含むもの。

紅梅と白梅が植わる「大宮御所」は、現在も天皇ご一家が京都においでの折、宿泊なさることもあるそう。「あそこに宿泊されるの~中どうなってるのかぁ~」と、御所を見つめるミモロです。

見学では、要所要所で、ガイドの方の説明や撮影タイムがあります。


さぁ、お庭を拝見しましょ。
「わ~気持ちいい~」敷地内には、北池と南池があり、その周囲を四季折々の植物が、美しい景色をつくります。
初めにできたころのお庭は、作事奉行だった小堀遠州が担当。でも何度も改修されて、当時の名残は、ごく一部しかないそう。

「あ、椿…御所だけに、どこか上品な感じ…」とミモロ。え~ほかの椿と同じでしょ…。
 

見学コースでは、池にかかる橋を7回ほど渡ります。「あ、みんなから遅れちゃった~」と急ぎ足で進みます。


「あ、鴨…」と池で遊ぶ鴨でまた立ち止まるミモロ。「いいとこに住んでるよね~」と。確かに…
 

ところで、お目当ての桜は・・・というと・・・
 
南池の畔に立つ「醒花亭」という建物の前と、そこから続く州浜の畔にありました。
「う~思ったより咲いてない・・・2分咲きって感じ~。でも見られてよかった~」とミモロ。

「仙洞御所」は、実は桜の木はここだけ。でもとても伸びやかな景色です。

「醒花亭」は、李白の詩から名付けられたもの。イナズマのような意匠の建具など、中の趣向はさすがです。
 
「ここで宮家の方々が、お花見したりしたんだって~いいなぁ~」とミモロ。最高のお花見ができそうです。

「ミモロちゃん、またこちらでご一緒できてうれしいわ~」と、東京からいらっしゃった素敵なご夫妻。
実は、以前にも偶然、お目にかかったことがあったのです。「はい、桜見られてよかったですね~」とミモロ。やはり当日申し込みで拝観されたのです。

「もっと桜咲いたら、また来ようかな~」とミモロ。当日申し込みに再びトライするつもり?


確かに満開じゃないけど…それなりに素敵です。
 

「そうだね~。ほかの桜も見に行かなくちゃ~」。そう、まだまだご紹介した桜はいろいろ…。
「また、来るからね~」と、お庭に挨拶するミモロでした。


*「仙洞御所」は、「京都御苑」の東エリアにあり、寺町通側の清和院御門からが近くです。当日申し込みは、正門前で11時から始まります。月曜日はお休みです。


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コメント (2)
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