ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

昨年秋にオープンした「フォーシーズンズホテル京都」での贅沢なランチ

2017-04-23 | 宿・ホテル

2016年10月に国内2番目のフォーシーズンズホテルが、東山七条にオープンしました。

約50㎡の広い、110室の客室と、13室のスイートルームを有する、ラグジュアリーホテルです。

「ミモロちゃん、ランチにご招待するから行かない?」とある日お友達に誘われたミモロ。「え?ご招待してくれるの~。行く行く~」と、図々しくも二つ返事で出かけました。「だって、ランチだっていいお値段するんだよ~」と、すっかり庶民のミモロ。ランチコースは、4300円と6000円。和牛のチーズバーガーは3000円です。いつもランチとは違います。


久しぶりのホテルでのランチ。着物姿でおめかしして出かけます。
「雰囲気あるね~」長いアプローチからエントランスへ。ホテルで過ごす時間への期待が膨らみます。

ランチは、「ブラッスリー」というメインダイニングでいただきます。
吹き抜けの天井、日本庭園に面した眺めの良さなど、開放的な雰囲気にあふれています。

「どうぞこちらに~」と予約していたミモロとお友達は、個室のようにとなりのテーブルが見えないよう工夫された席に。「今日、だれかのお誕生日?」とミモロ。「そうじゃないけど、一度来てみたかったから~。ミモロちゃん、何にする~」とお友達。「あの~小さなコースお願いします」と。
「飲み物は何にする…え~と、スパークリングのワインどう?」とお友達。「はい、ミモロもそれ・・・」と遠慮がちに答えます。
「かんぱ~い!う・・・美味しい~」とミモロ。

いつもはアラウンド1000円がミモロのランチの目安。「なんかすごく贅沢してる気がする~」と。

テーブルにはパンが運ばれ、いよいよお料理が登場します。「二―ス風サラダだって~」
「鮪ものってる~」
ポーチドエッグを割りながら、マグロと野菜をいただくのです。食べようとすると「コショウいかがですか?」
「御願いします~」というと、ミモロの前に大きなものが
「ギャ~驚いた~」と目を丸くするミモロ。
「え?それコショウ?」「そうです~」ミモロは、ちょっと持たせてもらいました。「重くて動かせない~」
ゲストを楽しませるコショウでした。

ミモロがメインに注文したのは、「アイナメのポワレ」です。「お魚好きなんだ~ネコだもんね~」とお友達。
「美味しそう~」と、鼻が自然にピクピクと動くのを止められません。
お友達が注文したのは「仔羊のロースト」です。
上品な盛り付け。「ひとつ食べていいわよ~」と。「でも、ひとつ食べたらなくなっちゃうよ~」と、心配するミモロ。でも、いただきましたけど…。

「ごちそうさま~美味しかったね~。なにせ雰囲気ゴージャスだもの~」とミモロ。

デザートは、「レモングラス風味のパンナコッタ」でした。

一緒にコーヒーも頂き、コースは終了。

京都は、近年、ホテルの建設ラッシュです。外資系の高級ラグジュアリーホテルも、「ハイアットリージェンシー京都」「リッツカールトン京都」などをはじめ、この「フォーシーズンズホテル京都」そして、「アマンリゾート」も進出を予定しています。国内外の富裕層をターゲットに、展開される高級ホテル。
一方、シティーホテルも次々に。河原町通、三条京阪をはじめ、広めな土地があると、そこはホテルに変わっています。また、客室数20前後の小規模ホテルも目白押し。その上、民泊のゲストハウスも急増中です。

「これからもいっぱい観光客来るんだ~」と、住民のミモロは、正直震えています。「だって、バスや地下鉄混んじゃうし、お店もいっぱい…どこに行ってもいつも行列なんだもの~。」実は、京都の住民は、観光客を避けるように、暮らしているのです。

オリンピックまでは、観光客の増加が期待されます。観光地として魅力的な京都。「たくさんの人にその魅力を楽しんでほしいけど・・・」。観光事業などに関係のない暮らしをしてる人にとっては、観光客の増加は、恩恵がないといえます。円高が進めば、いっそう増える観光客。町中に乱立するホテルなどのビルが増えるたびに、「京都らしさが少なくなる」と思ってしまいます。

ここは、ホテルの施設を利用する人しか入れないお庭。

このお庭は、平安時代末期、平重盛の別邸「小松殿」があった土地。秀吉が「方広寺」の大仏殿建立する際に、「妙法院」という比叡山延暦寺の別院が、この土地に移りました。庭の基本構造の構築は、平安時代といわれますが、「妙法院」の江戸時代に、今に残る庭に整えられたともいわれます。
昭和29年にお寺の土地を専売公社が買収。そこに「京都専売病院」が建てられました。そして平成17年に病院の経営が武田病院に移譲されることに。平成23年「東山武田病院」が閉鎖され、その5年後、平成28年に、この「フォーシーズンズホテル京都」が開業する運びになったのです。

病院の時代から、歴史学者などの助言により、昔ながらの庭が保存されています。そして今も…。
ホテルに宿泊するゲストがのんびり庭を眺めながら、池に面したテラスで夕暮れ、シャンペンを味わうラグジュアリーな時間・・・「すてきだね~」とミモロ。


「ゲストルームも素敵なんだろうなぁ~」と、想像するミモロでした。

*「フォーシーズンズホテル京都」の詳しい情報はホームページで



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