ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

桜咲く「大阪城」へ。内濠を巡る「大阪城御座船」から眺めるお城の桜

2017-04-08 | 国内旅行

「やっぱり関西に住む以上、1度は訪れなくちゃね~」と、前から訪れる機会を探っていたミモロ。
「そうだ、桜の時期がいいよね~。大阪ならもう桜咲いてるかも~」と、京都より少しだけ開花時期が早い大阪へと、京阪電車に乗って向かいました。

京都から京阪電車の特急で、40分ほどで「大阪城」の最寄り駅「京橋」か「天満橋」に到着できます。

かなり大きなお城ですから、駅からトコトコ15分以上かかります。
「あそこ行くの~」まだ、天守閣まではかなり距離がありそうです。

内濠に到着。周囲には桜の花が見られます。
 
「あ、金色のお船がある~。ねぇ、あれに乗ったら、大阪城のことよくわかるかも…。それに桜もきっとよく見えるよ」と、内濠に進む船に乗りたいミモロです。なんせ「大阪城」に来たのは初めて。
 
ミモロが乗りたい黄金色の船は、「大阪城御座船」です。これは、現在最古の大阪城図といわれる「豊臣期大坂図屏風」という2006年にオーストリアのエベッケンベルク城博物館で発見されたものに描かれていた御座船の「鳳凰丸」を参考に再現したそう。

「乗りた~い!」と、ミモロは、券売所で乗船チケットを1500円で購入。さっそく乗船所へ向かいました。
 
「いらっしゃいませ~。足元に気を付けて乗ってくださいね~」と。

「は~い」ミモロは、船の一番前に座りました。
「雨や陽射しをよける傘だ」
ミモロが乗船した船には、屋根がありません。その代り傘が用意されていました。

いよいよ出発です。「わ~い」ゆっくり静かに動きだした船。内濠なので全く波もありません。
 
「あ、桜~」石垣の上に見える桜。石垣は、下から見上げるとその迫力は倍増。
 
ガイド役の船頭さんが、石垣の説明を。
大阪城は、1615年の大阪夏の陣で全焼。石垣なども崩壊します。現在の石垣は、その後、2代将軍徳川秀忠が新たに築城した折に築かれたもの。全国64藩の大名が賦役により、石や人出を供出したのです。
「これに参加しないと、徳川家に反抗的って思われちゃうから、どの大名も必死だよね~」とミモロ。
石垣には、大名の刻印が見える石も。「船からだとよく見えるね~」とすぐ目の前の石垣に目を凝らし刻印を探します。

また、四角い石の間に丸い黒い石がひとつはめ込まれています。「見えますか~ほらコーヒー豆みたいのです」と船頭さん。これは鬼門の災い除けの石で、人の顔のようにも見える「魔除けの人面石」といわれます。
「あ、ホント、コーヒー豆みたい~」と見つけたミモロは大喜び。

あれ、気づくとミモロは、船の先頭で傘の上に座っています。
「お尻ちょっと痛いけど…上手に座れば大丈夫」と。電池で動く船は、とても静か。大きな音も振動もありません。

「わ~桜…わ~天守閣…」ミモロの前には、次々に大阪城の姿が展開されます。
 

約20分間のクルーズです。「やっぱり大阪城って大きいね~」とミモロ。

このように内濠のクルーズは、京都の「二条城」や、東京の「皇居」では味わえない体験。
「琵琶湖疏水や伏見の遊覧船よりスケール大きいね~」とミモロ。う~比べるものがなんとも…。
石垣の大きさが本当にすごい…昔と今の対比も楽しめる景色がそこに。

船の先頭に座り、まるで太閤様気分です。高層ビルが立ち並ぶ景色。秀吉が見たらビックリしますね。
  

やがて船は、船着き場へと戻ります。「おかえりなさ~い」
「お世話になりました」と船頭さんに挨拶するミモロ。「すごく楽しかったで~す」と。

秀吉のシンボル、金瓢箪と天守閣。「う~大阪だね~」とミモロ。


天守閣には、桜の花が似合います。「やっぱりこの時期に来てよかったね~」



*「大阪城御座船」は、大阪城西側、極楽橋に乗り場があります。毎日10:00~16:30 1時間に2便運行 周遊時間約20分間 大人1500円

さぁ、次は天守閣へ登りましょう。


さて、天守閣のお話は、京都の桜のレポートが終わってからお伝えします。どうぞお楽しみに~


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コメント
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