昨年春から、ミモロは、お友達に誘われて、伏見の蔵元「山本本家」が主催する「酒米の会」に参加しました。
これは、伏見の田んぼで、お酒を作る酒米「祝」を育て、収穫し、お酒に仕込むまでを体験する企画です。
「山本本家」は、銘酒「神聖」で知られる蔵元です。
「お酒をお米から作る体験って、素敵~」と、毎回、参加を楽しみにしていたミモロでした。
まずは、5月には、伏見の中書島にある田んぼでの初めての田植え体験。そして夏は、スクスク育つ稲を見学に。
田植え 夏の田んぼ
秋には、稲刈りも体験しました。そして、冬には、蔵での仕込みも体験したのです。
「仕込みするの」
ミモロは、小さな体で、みんなに助けられながら、一生懸命取り組みました。
1年間、稲が育つ姿をじっと見守り続けたミモロです。
さて、仕込みが終わり、しばらくして、「山本本家」から連絡があり、仕込んだお酒の授与式が行われるとのこと。
会場は、田んぼのそばの「三栖神社」です。
そこで神職による神事が行われます。ミモロも参拝させてもらいます。
1年かけ、美味しいお酒ができたことを、神様に感謝する式です、酒造りには、神様のご加護は必須。蔵の中にも、必ず神棚が設けられています。稲作の国、日本において、神様と米造りは、切り離せないもの。その年できたお酒は、一番に神様へと献上されます。
神事が納められ、乾杯に移ります。
「ミモロちゃん、1年間、お疲れ様でした」と、山本さんが、奉納したお酒を注いでくれました。
「こちらこそ~お世話になりました、すごく楽しかったです。だってみんな初めての経験だったから~」とミモロ。
ミモロたちが、育てたお米で仕込んだお酒は、なんとも芳しく、ひときわ美味しく感じられます。
「これ、ミモロたちが作ったんだよ~。すご~い」と感激もひとしお。
神事などの後は、境内でお餅つきが行われました。
「ミモロもする~」
なんでも体験したいミモロ。手伝ってもらいながら、杵をお餅へ。「ヨイショ!ヨイショ!」
「もういいかも…おいしそうだよ~」と確認。
触っちゃダメよ~。手についたら大変だから…。
つきたてのお餅は、その場で大根おろしのからみ餅か、きな粉をまぶしていただきます。
ミモロは、まずは、からみ餅で。
「美味しいね~。やっぱりつきたてのお餅って~」と2個をペロリ。
その間もお酒を飲むことも怠りません。
さらに「あの~お替わりしていいですけ?」と今度は、きな粉のお餅をいただくことに。
え~まだ食べるの…。「そう、もっと食べていいって言われたもの・・・」と。
昼頃、お餅がなくなったころ、今回の「酒米の会」も〆に。
参加者およびこの会をお世話くださった、農家の皆さん。農協のみなさん。そして山本本家のみなさん、全員で記念撮影。
美味しいお酒と楽しい交流で、いい気分のみなさん。参加者は、京都だけでなく、大阪、滋賀、名古屋などからも。お酒大好きという人も多く、お酒を通じての交流も深めていらっしゃいました。
いろいろお世話くださった「山本本家」の山本さん。本当にありがとうございました。
京都に数ある蔵元の中で、こういう体験企画をされているところは、稀。本当に貴重なのです。
ミモロ撮影にも、ご協力いただき、感謝します。
さて、この会にミモロを誘ってくれたのは、下鴨のご近所のお友達、すがいさん。すでに2回目の参加で、いろいろ教えてもらいました。感謝!
「ねぇ、見せて~」
ミモロが首にかけさせてもらったのは、「東京マラソン完走のメダル」。
この会には、本当にいろいろな年齢、職業の方が参加。毎回、お酒をいただきながら過ごす楽しさも、この会の魅力。
最後に、ミモロたちが仕込んだお酒をいただきました。「お家で、またゆっくり味わうんだ~」
「あれ?酒粕もついてる~」「重いけど持てる?」と山本さん。
「大丈夫で~す」とお返事。
本当に素敵な1年間・・・みなさんありがとうございました。
*「山本本家」が主催する「2017年度の酒米の会」の申し込みは、すでに本年度は終了。毎年、3月ごろから、募集があります。定員は50名、20歳以上が条件。参加費用:1万円。最後に日本酒720ml2本と酒粕がプレゼントされます。
ミモロは、ネコなので年齢制限は関係なく、参加できました。あしからず・・・
この会の詳しい様子は「ミモロ 山本本家」か「ミモロ、酒米の会」で検索してください、
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