4月16日に「八坂神社」の南楼門修復のお披露目を祝い「祇園大茶会」が、神社周辺のエリアで行われました。

今回で4回目となる「祇園大茶会」は、「八坂神社」本殿下に今も湧き出る御神水を、本殿にお供えすると共に、その行列が四条通の氏子のお店を巡行し、さらにそれを用いお茶会が、各所で行われるのです。


ミモロが、「八坂神社」に到着したのは、17時過ぎ。「急がなくちゃ~お茶会終わっちゃう~」と、このエリアで設けられたお茶席の本席である「八坂神社常盤殿」に急ぎます。お茶会の終了は18時。「きゃ~もうギリギリ・・・」
本席では、祇園の芸妓さんや舞妓さんのお点前で、ご神水によるお茶をいただけるのです。
「あの~お茶会に参加したいんですけど~」と、お友達から頂いたお茶券を握りしめて受付へ。
「申し訳ありませんが。すでに受付終了です」と係の方。「え~そんな~」と期待して急ぎ足で到着したミモロは、息を弾ませながら、呆然としています。

本席では、建物の中で、舞妓さんや芸妓さんがお点前する姿が…。でも、ミモロはそこに入ることができませんでした。

「どうぞ、副席がありますから、そちらに行ってください~」といわれ、「はい…どうしよう~」とまだ、ボーっとしているミモロでした。

副席は、神社のそばや四条通に5席設けられ、それぞれ個性的なご趣向で行われているのです。
「ホントは、本席行きたかったなぁ~」と、まだあきらめきれない様子。本席は、実は予約が可能だったのです。
「予約すればよかったんだ~」と、準備不足を反省します。
さぁ、悩んでいる時間はありません。もう閉会も迫っています。
「どこにしようかな~」と南楼門の前の「「さくらなでしこ」という看板があるお席を覗きます。


「どうぞ、上がってください」と声を掛けられ、ミモロは、履物を脱いで緋毛氈の上に。

「お菓子をどうぞ~」と干菓子がミモロの前に。「あれ?お饅頭じゃない…。本席には饅頭ってあったけど…もうなくなっちゃったのかな~」とちょっとがっかり。

「お菓子頂戴いたします~」と、ミモロは、懐紙の上にお菓子をのせていただきます。
「お茶どうぞ~」


飲み終えたミモロは「お茶碗拝見・・・」

さすが何度もお茶席を経験しているミモロです。
「美味しく頂戴しました~。ありがとうございます」とお礼をいうミモロです。
「キャ~かわいい…ちゃんとお着物でいらしたんですね~」と。「はい、春のお茶席ですから、色無地の着物に、桜の帯で来ました」とちょっと鼻を膨らませてお答えするミモロ。「わ~いいお着物ですね~ちゃんと足袋も履いてる~」
と、その完成度の高さに驚くみなさん。
「まぁね~。ミモロ、京都のネコですから…」とミモロ。「え~ネコちゃんだったの~。クマだと思った~」とみなさん。
「う・・・ずっとクマだと思われてたんだ~」「あ、そういわれればネコちゃんね~」とムッとしているミモロをやさしくなだめるみなさんです。

「ミモロちゃん、お写真撮らせて~」

春の陽射しがやさしく射したお席。「なんかすごく気持ちよかったね~」と、うれしそうにお席を後に。

さて、四条通の「漢字ミュージアム」の前では、「絵屋宝樹」さんが、古典の絵画をもとに、筆を走らせていました。


それをじっと見つめるミモロ。周囲には、実は大勢の観光客。ミモロの姿に微笑んでいます。

春の1日、桜の花を愛でながら、春の訪れを寿ぐ1日となりました。
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