2019年の干支のイノシシにご縁のある神社仏閣への初詣。まずは、祇園にある臨済宗の「建仁寺」塔頭の「禅居庵」へ。
禅宗の寺院では、本堂のご本尊とは別に鎮守のために、毘沙門天、弁財天、大黒天などをお祀りすることがあるそう。
「建仁寺」の南西に位置する「禅居庵」には、「魔利支天(まりしてん)」というサンスクリット語で陽炎を意味する古代インドの女神マーリーチをお祀りしています。
陽炎は、目に見えず、実体がなく、捕らえたり、傷つけたり、害することができないもの。そんなことから、戦国武将の間で、「魔利支尊天信仰」が広まったとか。開運、勝利を導くのです。
「魔利支尊天」は、7頭のイノシシの上にお座りになったお姿をしています。
そのため、境内のあちこちにイノシシの像が、狛犬ならぬ、狛イノシシでお守りしています。
お浄めの手水にもイノシシ。
「こっちにもイノシシいるよ~」とミモロとハンス君。
絵馬もおみくじも、お守りもすべてイノシシに因んだもの。
ミモロは、さっそく本堂に参拝します。
いつもは、秘仏となっている「魔利支尊天像」ですが、今年はイノシシ年ということで、12年に1度の正月の御開帳が行われ、内陣で、拝むことができます。1月末まで御開帳が行われています。
毎年1回の御開帳は、10月20日の大祭の時。今年の1月を逃すと、10月まで拝むことはできません。
「今年がチャンスだね~」と、真剣にお詣りするミモロなのでした。
1月10日は、新年祭が11時から行われます。
「1月10日は、ご近所の「京都ゑびす神社」の十日ゑびす祭の日だから、すごくにぎわうんだって~」とミモロ。
ぜひ、御開帳が1月末まで行われる今年、「見逃せないね~」と、ミモロおすすめの場所のひとつです。
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