ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

全国の神さまにお詣りできる「吉田神社」の末社「斎場所 大元宮」

2019-01-06 | 寺社仏閣

[今日もいいお天気~」とミモロは、また初詣にでかけることに。
向かったのは、京都大学のそばにある「吉田神社」です。本殿にお詣りした後、「あ、お正月は、公開されてるんだ~」と、吉田山にある「斎場所 大元宮(さいじょうしょ だいげんぐう)に足を延ばすことに。


ここは、通常は、非公開で、お正月の三が日、節分、そして毎月1日にだけ本殿などにお詣りできます。


そもそも「吉田神社」は、藤原山蔭が、貞観元年(859)に奈良の春日神を勧請し、以来、藤原家の京都での氏神さまとして崇敬されたことに由来するそう。応仁の乱で荒廃し、その後、「唯一神道」(吉田神道)を唱える神官の吉田兼倶が、八百万の神さまたちをお祀りする「大元宮」を創設し、神社復興に貢献したとか。
 
八角形の形をする現在の建物は、慶長6年(1601)に修復されたもので、重要文化財です。

「お詣りしなくちゃ~」と本殿に進むミモロ。
 
ご祭神は、天神地祇八百万神という日本全国の八百万の神さまです。「ここにお詣りすれば、日本全国の神さまにお詣りしたことになるんだよね~」と真剣に祈るミモロです。

境内には、伊勢神宮の外宮・内宮があります。
 
「伊勢神宮まで行けないから、ここからお詣りしよう~」


また、本殿の周囲には、全国の延喜式内社がズラリと並んでいます。
 

ご自分の出身地の社にお詣りできるのです。

八百万の神さま、またあらゆる宗教の宗派、思想を越え、統合することを目指す「吉田神道」。その理想の形がここにあるのだそう。

「元旦の夜は、たくさんの参拝者が訪れたそうだけど、3日になると、少ないね~。ゆっくり静かに参拝できる~」とミモロ。

京都の繁華街は、大勢の観光客の姿が見受けられますが、ここは静か。

「お正月って、郊外は、のんびりしてる~」と思うミモロなのでした。

ここが、また大勢の参拝者で賑わうのは、節分の時。「また、そのとき、お詣りに来よう~」
あと1か月で節分。その次は、雛祭。「ホント、京都にいると、次々に行事があって、1年すぐすぎちゃう感じ~」

新年早々、熊本で大きな地震がありました。「今年が災害が少ない年でありますように~」と、初詣に参拝する神社で祈るミモロでした。



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