京都の町中で、2019年の干支のイノシシにゆかりのある神社と言えば、御所西にある「護王神社」です。
「初詣になると、絶対混雑するから、早めにお詣りしちゃおう~」と、年末に出かけたミモロ。
「やっぱり、まだ空いてる~」境内には、参拝者はいるものの、それほど混雑している感じではありません。
舞殿には、大きな絵馬・・・イノシシが走る姿が描かれています。
狛犬ならぬ狛イノシシがお出迎え。
まずは、手水でお清めを…
「ここにもイノシシがいる~」
境内には、御所を見守るように、ご祭神である和気清麻呂の銅像があります。
和気清麻呂は、奈良時代の末、天皇の皇位を着こうとした、道鏡の野望を、九州の宇佐八幡宮のご神託で暴いた人。
しかし、法皇であった道鏡の怒りをかい、九州に流されることに。その途中、道鏡が送った刺客に襲われ、足を負傷。さらに命を狙われつつ旅を続けていると、どこからともなく、300頭のイノシシが現れ、清麻呂の乗る輿を取り囲み、護衛しながら、道案内をし、また姿を消してしまいます。気づくと、負傷した足の痛みも解消していたのだとか。
その後、道鏡は失脚。再び都に呼び戻された清麻呂は、世のため、人のために尽力します。
天皇家を救った功績は、その後、高く評価され、江戸時代末期に、孝明天皇は、神護寺境内にあった清麻呂の霊社に神社格を授け、明治7年に「護王神社」となります。
明治19年、明治天皇の勅命で、御所西の現在の地にご遷座。姉の和気広虫姫と共に、主祭神として合祀しました。
境内には、清麻呂の命を守り、足の痛みを解消したと伝えられるイノシシを敬い、狛イノシシをはじめ、至るところにイノシシの像が置かれています。
境内の一角には、イノシシにまつわるものがいろいろ展示されています。
「イノシシのギャラリーみたい~」そこには、イノシシのぬいぐるみ、木像、絵馬、絵画などが展示。
もちろん、おみくじもイノシシです。
「参拝記念のスタンプもある~」
さらに、イノシシとの出会いで、負傷した足が治ったというお話に由来し、足腰の病気平癒や守護のご利益が…。
足に悩みをもつ高齢者だけでなく、スポーツ選手など、幅広い年齢層の参拝者が訪れます。
いのしし神社との呼ばれる「護王神社」には、今年、大勢の参拝者が訪れています。
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