昨年のある日、ミモロは、お友達といっしょに京都の南に位置する木津川市に出かけました。そこは、すこし進むと、奈良県に至る場所。


奈良県は、昔から麻など織物の産地。それらの素材を使って、薄い織物が作られていました。「小嶋織物」は、昭和7年から織物の生産を開始、戦後は、蚊帳なども作っていたそう。その後、織物の機械化が進み、薄織物の特製を活かし、織物襖紙と壁紙の生産を始めます。
「ミモロちゃん、いらっしゃいませ~。今日は、工場の見学楽しんでくださいね~」と案内してくださるのは、デザイン企画室の小嶋恵里香さん。

「うちにも襖あるよ~。こんなにいいのじゃないけど…」

ほとんど襖紙に関して、知識のないミモロ。
襖紙は、今や、大きな紙にプリントしているものと思われがちですが、高級襖紙というのは、細い糸でできた薄い織物が表面を覆い、より丈夫なものになっているます。その織物襖紙でも、現在、その98%は、塩化ビニールなどの化学繊維を使っています。
ここ「小島織物」は、残りのわずか2%という天然素材のレーヨンによる織物での襖紙を作っている貴重な会社なのです。
「あ、知ってる、表面がちょっとザラザラした感じの紙で、破れにくいんだよね~」とミモロが知っているのは、もしかして化学繊維のものかもしれませんが…
高級な織物襖紙は、伝統の天然素材を愛する旅館や神社仏閣、個人のお宅などがお客様。和室自体が少なくなっているのが現状です。
「わ~広い工場~」

ミモロが訪れたことがある織物工房などとは、明らかに機械の大きさやロールのサイズが大型です。


ここでは、襖紙と壁紙を作っているので、織物の幅は、半間(約90センチ以上)です。
壁紙でもあまり幅が広すぎては、貼りにくいのだとか。
「わ~クモの糸みたいに細い~」

その糸を巻く機械など、見たことがない機械が次々にミモロの前に・・・。


「織物って言っても、いろんなものがあるだね~」とただただビックリするばかり。

緯糸には、いろいろな色の先染めの糸や太さが違うものなどが、作る品によって変えられます。


「わ~おしゃれな感じの壁紙・・・」
大きめに織るので、端の部分はカットされます。

「どれが襖紙で、どれが壁紙作っている機械かよくわかくなっちゃった~」と、広い工場の中をあちこち歩き、ただその迫力に圧倒されたミモロなのでした。

襖紙は、薄い織物を図柄を印刷した紙などに糊で接着させます。
「ホント、すごく大きな工場なんだ~」ミモロの工場見学は、まだまだ続きます。
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