ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

友禅作家 黒田庄七郎さんとコラボで作るミモロの振袖プロジェクト、ついにスタート

2019-03-01 | ものづくり

昨年の秋、ミモロは、醒ケ井仏光寺にある友禅作家の黒田庄七郎さんの工房にお邪魔しました。

「ミモロちゃん、いっしょに振袖作りませんか?」という黒田さん。「え?振袖~?友禅の…?」と驚くミモロ。
着物好きのミモロは、京都に暮らし始めてから、いろいろな着物を揃えました。総絞りの振袖、色無地、小紋、お召など、その数は、年々増えるばかりです。でも、友禅染のものは、残念ながら持っていませんでした。

工房には、黒田さんの作品がいろいろ並んでいます。
 

黒田庄七郎さんは、創業明治3年の西陣織卸問屋「黒田庄商店」の7代目として京都に生まれ、同志社大を卒業後、本格的に染色の道に進みます。日本染色学園染色学科研究科、京都市立染色試験場デザインコース・ゆうぜんコースを卒業後、ろうけつ染めを3年中井一省氏のもとで3年、友禅染をそめのざ玄才氏のもとで7年修業の日々を過ごします。

その後、ご自身の友禅工房「憧玄工房」を開き、友禅作家として、さまざまな展示会などで数々の賞を受賞されています。

そんなすごい友禅作家さんが、なんとミモロの着物を作ってくださるという夢のようなお話に、ミモロは呆然。
「え~ホントに~ミモロの御誂えの友禅の振袖?!しかも、作家さんの作品・・・?!」
人間でも、なかなか叶わない贅沢な着物です。

工房には、現在製作中の作品も見られます。
 

「今まで友禅染の工房見学何度かしたことあるけど、自分のお着物作るの初めて~ドキドキしちゃう~」とミモロ。


今回のミモロの振袖づくりには、黒田さんのパートナーであり、染色家の気谷さんもサポートしてくださいます。
「ミモロちゃん、一緒に頑張りましょうね~」と。「はい…」

ミモロの振袖プロジェクトは、黒田庄七郎さんを中心に、ミモロが友禅の製作工程を学びながら進みます。
「まず、友禅の製作工程をお話しましょうね」と黒田庄七郎さん。「はい、お願いします」
 
生地選び、図案の決定、図案の下書き、のり糸目(青花)、彩色、蒸し、引き染め、蒸しなど、さまざま工程が必要。

「本友禅という本格的な友禅の振袖作るんだ~!」と、ミモロは、工程表を見ながら、気が引き締まります。

「年内に、図案を決定して、彩色などの染めの作業は、来年から始めましょう」と黒田さん。
「はい、よろしくお願いします~」と、ワクワクドキドキしながら答えるミモロです。

この日は、染める生地を見せていただきました。
「いろんな白生地があるんだ~」

上質の白生地・・・そこには、模様が織り込まれています。
「なんてやさしい感触・・・これが、振袖になるんだって~」と夢見心地の表情。
「こんな感じ~」
ミモロの頭には、美しい振袖が浮かんでいるよう。

「こんな素敵な振袖できるのかな~」と、今は、まだ夢の中にいるようなミモロなのでした。


これから、少しずつ、友禅作家の黒田庄七郎さんとミモロの共同作業の様子をリポートします。どうぞお楽しみに・・・

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