京都では、早咲きの桜がほころび始め、いよいよ春の到来も本格的に・・・。
「高台寺」では、「春の夜間拝観」がスタートしました。
ミモロは、お友達に誘われて、さっそく「高台寺」に出かけました。
その日は、あいにくの小雨。「でも、雨で濡れたお寺の景色も風情があっていいね～」と思うミモロなのです。
「方丈」の前庭では、プロジェクションマッピングが行われています。
「どこ～？」小さなミモロは、よく見えないよう。そこじゃなくて、ちょっとずれて～
「わ～キレイ～」前庭の下砂に次々映し出される映像は、まさに幻想的。
大きなしだれ桜は、まるですでに咲いているように見てます。
「もうすぐ本物の桜が見られるね～そのとき、また来たい～」
今年は、3月21日ごろが、京都の桜開花予想日。「今年も早いね～桜咲くの～」そこからミモロたちは、境内を散策。「わ～残念、今日は雨だから、池の面が鎮まってないから、幻想的な景色になってない～」とちょっと残念そう。水面が静止状態だと、まるで池に吸い込まれるような不思議な景色になるのです。
ミモロが訪れた日は、檀家の方など、招待者のみが拝観できる日。お休み処では、お茶の接待がありました。
「いただいていいの～」
「はい、どうぞ～」とお饅頭をいただきました。それからミモロたちは、「圓徳院」も拝観します。
「わ～ここのお庭もライトアップされて、素敵～」
ミモロは、座って、しばし静寂のひとときを楽しみます。
「そろそろ次に行きましょう～」とお友達。「は～い」ミモロは、トコトコみんなの後を追います。
「わ～襖絵豪華～」夜見ると、いっそう金色が輝いて見え、その豪華さに見惚れます。
「美味しそうな筍だね～」と、もうすぐ食べられる筍を思い、涎が出そうなミモロです。
「高台寺には、竹林があるでしょ。そこで採れる筍は、手入れが行き届いているから、とてもおいしいのよ～」と、お友達のひとりが…。「わ～高台寺の筍ってなんか贅沢～いいなぁ～」と羨ましいミモロ。
「高台寺」は、秀吉の奥さんの北政所とゆかりの深いお寺。「圓徳院」には、秀吉と北政所ねねの肖像を描いた軸があります。
「なんか秀吉さん、若い感じ～」と、お友達。「うん、確かに皺がないね～」とミモロ。みんなにじろじろ見られる秀吉さんでした。
「圓徳院」のお庭もライトアップされて、木々が闇に浮かびます。
＊「高台寺」の「春の夜間拝観」は、5月6日まで。昼間の拝観時間の受付9：00～17：00が修了し、その後、ライトアップされてからの入場になり、21：30が受付終了です。昼間と夜間は、別料金。それぞれ600円で、「圓徳院」との共通拝観は900円です。
『夜の拝観って、昼間と全然雰囲気が違って、それもいいね～」とミモロ。
それからお友達と一緒に祇園の「サンボア」というバーでしばしおしゃべりを楽しむことに。
「ミモロちゃん、飲めるの～？」「うん、顔に出ないタイプだから…」と。みんなで乾杯！ちょっとお腹も空いたので、小さなサンドイッチも頂きました。
「もうすぐ桜も咲くから、夜のおでかけも楽しいね～」と。桜の時期は、京都各所の桜の名所が、ライトアップされます。
楽しみな春がいよいよ迫ってきた京都です。
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