ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

宮大工さんのお仕事体験。鉋(かんな)を使っての作業。「匠弘堂」の工房にて

2019-03-16 | ものづくり

京都の静市にある社寺建築を専門にする宮大工さんの会社「匠弘堂」の工房を訪れているミモロ。宮大工のお仕事や作業を見学した後、実際に道具に触られていただくことに。


「あの~これなんですか?」
薄い紙のようなものを見つけたミモロ。「はい、それは鉋(かんな)の削りかすです」と棟梁の有馬さん。

「では、こういう風に削れるように、みなさん挑戦してください」
参加者は、次々に鉋作業に挑戦。「そう、同じような力具合で引いてください~」


見本に鉋を引く有馬さん。鉋からは、薄い紙のような削りかすがモコモコと出てきます。でも、参加者がやると、途中で切れて、パラパラのかすしか出てきません。そして木材の表面は、ガタガタに・・・。

「では、ミモロちゃんもやってみましょう~」「はい、がんばります!」お友達に助けられながら、初めての鉋引きに挑戦。
「う~ん、進まない~」
お友達と力を合わせて鉋を引いても、有馬さんがするように滑らかに、スピーディーに動かすことができません。
「むずかしい…」とミモロ。

でも、他の参加者が、別のところを見学している間、ミモロは、まだ鉋のところに。
「こうかなぁ~」

何度もひとりで挑戦しています。一度やりだすと夢中になるミモロ。
「なかなか根性ありますね~」と、ミモロの様子を見ていた宮大工さん。


しばらくして、「う~やっぱりできない~」と、諦めたミモロ。何年も修業して身に着く技。できなくて当たり前です。

有馬さんが削った鉋かすを握りしめて、「これお風呂に入れて入ったら、ヒノキ風呂になるかな~」と。馴れない作業にちょっと疲れたよう。
木の香りを嗅ぎながら、リラックス。

「デザイン ウィーク キョウト」の工房見学。宮大工さんのお仕事だけでなく、社寺建築の見どころも教えていただきました。「また、参加したいね~」と。


「ミモロちゃん、どうだった?楽しかった?」と、「匠弘堂」の横川社長と2代目棟梁の有馬さん。

「すごく楽しかったです。知らないことばっかりでした~。神社やお寺の建物見るのが楽しくなりました」約2時間の工房見学は、あっという間に過ぎてしまいました。

最後に参加者と宮大工さん全員で記念撮影。

参加者も方も、楽しそう。

現在、京都では、いろいろな寺院の改修工事が盛んに行われています。近年、地震に備えての耐震構造、火災に備えての自動消火機能、また寒い季節のための床暖房など、昔なかったさまざまな機能が社寺建築にも施されています。

現代の社寺建築の最新の技術と共に、そこには、伝統の宮大工の技も欠かせません。
「みんな未来に残るお仕事だね~」そう、社寺建築は、一般住宅より、ずっと長い時を意識して作られるもの。
「すごいね~」と思うミモロです。



「また、来てくださいね~」と、「匠弘堂」の社員である宮大工のみなさんに見送られ、工房を後にしたミモロ。

「バイバイ~ありがとうございました~」と、車から手を振りお別れしました。



いろいろな工房を訪れるたびに、職人さんの妥協しない仕事ぶりに感激するミモロなのです。

これからもいろいろな工房に伺いレポートする予定です。



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