ミモロの住む、京都の東山エリアを南北に流れる白川。夏は、川を使っての金魚すくい大会なども催される清らかな川。ミモロのお散歩コースのひとつです。

「なかなか風情があっていいよねー。最初、渡るのに、ドキドキしたけど…もう馴れたもん!」とミモロ。
東京から来たお友達を連れて行くと「京都らしくて、ステキ・・・」と、必ず言われる自慢の景色です。
さて、その白川に三条通から、知恩院の門まで、平行するように続くアーケードの「古川町商店街」。戦後、昭和25年から地域住民の台所として、愛された商店街です。アーケードができたのは、昭和38年とか。約300メートルのアーケードの両側には、野菜、肉、乾物、惣菜などの店のほか、日用品、雑貨、料理店などが連なっています。



昭和から平成の初め、この商店街には、多くの買い物客が朝から夕方まで訪れ、東の「錦市場」と呼ばれるほど、賑わっていました。

京都の商店街は、結構多く、約800メートルと言われる「三条会商店街」、伏見にある「伏見大手筋商店街」、出町柳、西陣、修学院など、いろいろな町に商店街があります。地域に密着した、京都の暮らしを支える場所は、観光客にとっても、楽しいはず…。
でも、中には、以前の活気が失われつつある場所も…。実は、この「古川町商店街」もそのひとつ。数年ほど前から、元気がありません。その原因は、店主の世代交代で、店を閉じるところや、食生活の変化など、消費者の生活時間の変化など、いろいろと…。店が連なる一角に、マンションができたり、近くに24時間のスーパーも進出。ますます変化しています。
「なんか淋しいねー」と、ポツリ。
そんな商店街に、ミモロが気になるお店が…。

「むらを東三堂 菓子舗」という袋菓子のお店です。

お店の前には、色とりどりの飴や金平糖


「へぇー金平糖にも季節が表現されてるー」、彩りで、巧みに菜の花、桜、紅葉などがイメージできる金平糖です。


「これカワイイよー」と言いながら、お店の中を歩き回るミモロ。

小さな袋には、パンダや雪だるま、こけしなどの印刷が。


「いろんなお菓子があるー」と、夢中になるミモロ。まさにお菓子屋さんは、ミモロが好きなお店の筆頭。

どこか懐かし感じの焼き菓子の種類も豊富。


コンビニでは、売ってないお菓子ばかりです。
ここ「むらを東三堂 菓子舗」は、創業して80年ほど。現在は、3代目の店主の村尾さんが、店を担っています。かつては、和菓子などを作っていたこともあったそう。今は、袋菓子だけに…。でもその種類の多さは、驚くほど…。オリジナルの品も様々に。


大きな袋に入った氷砂糖「こんなの久しぶりに見た…」。大量に買う人のために、袋も大きなサイズ。
「これ、なあに?」

「これ、小石?」

不思議なお菓子もいろいろ…。
「あのーこれください…」

「おや、小さなお客様…お菓子好きなの?」「はい、大好き…」とお店の方とお話を…。
結局、それからも、人形焼のカステラやクッキーなどを買って、大きな袋を引きずりながら店を後に…。

コンビニでは、見ることがない、どこか懐かしいお菓子…。
次第にシャッターが増える「古川町商店街」。でも、地域の人たちは、イベントをしたり、ポイント制を導入したり、活性化に取り組んでいます。
「ここって、テレビドラマのロケにも登場してるよねー」。そう、ときどきロケをしている現場に出会います。
以前、名取裕子さんが主演する「京都地検の女」のロケに…。
「また、お菓子買いに来よう…」そう言いながら、アーケードの中を歩き、三条通へと出るミモロでした。
*「むらを東三堂 菓子舗」京都市東山区古川町通三条下ル 古川町商店街中程 電話075-561-3243
月~土曜10:00~18:00 日曜・祝日不定休(基本的にお休み)通販で買えるお菓子もあります。

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