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ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

浜大津の「園城寺(三井寺)」詣り。美しい孔雀と甘い香りの菩提樹、名物のお菓子「ひきづり鐘」

2014-06-20 | 寺社仏閣

京都から、電車や車で、約30分で行ける琵琶湖沿いの浜大津。そこにある「園城寺(三井寺)」は、西国三十三所観音霊場としても多くの信仰を集める天台寺門宗の総本山です。
山の斜面に広がる境内を、歩くミモロ。「きっと桜や紅葉の時期は、すごくきれいだろうなぁ~」と、今は、みずみずしい緑の木々が茂る中をトコトコと…。春と秋は、大勢の参拝客が訪れる寺…でも今は、人影もまばら…。「こういう時期が、一番仏像やお寺の雰囲気が楽しめるんですよ」とお寺の方。「そう、この時期に来てよかった~のんびり歩けるもの…」

お寺の中心の「金堂」の参拝を終えて、おみくじも引いた後、境内案内マップに乗っていない、山道へと進むミモロ。
「なんかある…」と、ネコの勘が働きます。山の中に、緑色のネットが張られた場所が…その中には…

「え~こんなところに…」とミモロがビックリしたのは、孔雀です。
「孔雀さんこんにちは~」と挨拶するミモロ。すると孔雀は、大きな羽を広げ始めました。
「わーすごい…きれい~」と感激するミモロ。でも、実は、ミモロのために羽を見せてくれたのではなく、それはメスの気を引くため。
 
「ドヤ~」とばかり、近くのメスに自慢の羽でアピールしています。でも、メスは、どうも気がないそぶり…。
「全然、メスは、見てない…あんなに一生懸命アピールしてるのに、かわいそうなオス…」

美しい孔雀の表、その舞台裏は、こんな感じ…
 
「お尻の周りにフワフワの羽がある…カワイイ…」。瑠璃色が基調の表側と違い、裏側は、グッとシックな色合い。肛門を中心に羽が放射状に伸びています。美しい表の羽を支えるために、茶色の太目な軸の羽で支える構造。そして、茶色の翼をバタバタとさせて音をだして、サウンドでもメスにアピール。時々「キー」と甲高い声でさらにアピール。
4月から7月は、繁殖期。それが終わると羽は、抜け落ち、11月ごろ、再び生えそろうのだとか…。
「落ちた羽どうするんだろ?もらえるのかな?」と、そちらが気になるミモロです。この件は、不明です。
心が通じないオス、がっかりしたように、大きな羽を閉じて、やけ食い?


「でも、なんでお寺に孔雀がいるの?」とミモロ。
孔雀は、古来インドでは、毒蛇を食べるといわれる霊鳥。さまざまな禍を消滅させるパワーがあると信じられています。密教の孔雀明王は、その孔雀の霊力を表現した姿。だから、お寺には、ふさわしい鳥なのです。ここ「園城寺(三井寺)」では、出入りの業者さんが飼っていた孔雀を引き取って飼育しているとか。以前は、たくさんいたようですが、ミモロが見られたのは、オス1羽とメス3羽ほどでした。


思わぬところで、美しい孔雀に出会え、ミモロは大喜び。楽しげに、足取り軽く、次の場所へと進みます。
訪れたのは、毛利輝元が、地元山口にあった禅宗寺院を移築した重要文化財の「一切経蔵」。
 
中には、一切経を納める八角形の輪堂が…。升目のように見える部分に、お経がびっしり納まっています。なんでも天井からは、円空仏が7体発見されたのだそう。極彩色に彩られた経蔵は、創建当時は、さぞや美しかったことでしょう。

「クンクン…」と、突然、ミモロの鼻が動きます。どうしたの…?「なんかいい香りがする…」確かに、ほのかに甘い香りが漂っています。どこから…とお堂のそばを歩くと…「これじゃない?」とミモロが立ち止まった木があります。
  
「菩提樹だって…、これがあの有名な菩提樹なんだ~」

大きく枝を伸ばす木は、葉の下に、黄色い小さな花をいっぱい下げています。そこから芳しい香りが…。「お釈迦様が悟りを開かれたのって、確か菩提樹の下だよね~きっとこの香り、極楽浄土の香りかも…」と、想像するミモロでした。うっとりと甘い香りに浸るミモロ…「う~なんか変な音が聞こえる…」と、今度は耳をピクピク。
あ、熊蜂がいっぱい…。よく見ると、ミモロ同様、甘い香りに誘われた大きな熊蜂が、たくさん花に…その羽音が、ブーンと低音であたりに響いていたのです。
ミモロ大変…静かにそっと木の下から出ましょう…。「うん…」蜂を脅かさないようにね…。

それから、ミモロは、「三重塔」や「唐院」などをめぐり、西国三十三所観音霊場十四番札所の「観音堂」へ。
  
「ふー到着…」
 
ご本尊は、平安時代作と伝えられる如意輪観音。今も、多くの参拝客が訪れる霊場です。
町を望む景色でひと休み…
「わーこれなぁに?コワイけど、面白い…」本堂そばに建つ100体の小さな観音様が納められた「百体堂」の前に。 
「鬼の念仏」という大津絵です。子供のの夜泣き止めや魔除けに伝われた姿です。江戸時代、街道の名物として発達した「大津絵」。どこかユーモラスな雰囲気が特徴だそう。

「なんかお腹空いた~」と、いつもミモロ。では、どこかで…。「もう歩けない…」というので、近くで食事処を探します。
 
門前にある「レストラン風月」で、大好きな親子丼を…。「ミモロスペシャルの七味持って来ればよかった~」と、春の写真展で販売した特製七味の「ミモロスペシャル」は、なんにでも合うピリ辛七味で、もちろんミモロのお気に入り。

「ごちそうさま~。なんかお土産見てゆこう…」とお店の中をウロウロ…「わー試食がある…」と、さっそく…
  
「ひきづり鐘」という焼き菓子です。お店の一角に、それを作る場所が…。毎日、作り立てが…
 
「ひきづり鐘の形してるんだ~中に、あんこが入ってるの…」と、バラでも買えるので、ひとつペロリ。三井寺詣りの人気のお土産です。

「お腹もいっぱい…」さぁ。そろそろ帰りましょ…。ここから、ミモロの住む京都東山まで、車で30分弱。
「また、来ようね…よく見てないところたくさんあるから…」歴史あるお寺だだけに、とても1日では、よくわからない…。
ぜひ、京都に来たら、ちょっと足を伸ばして…。

「京都と大津って、すごく近いよね」とミモロ。東京のお友達は、比叡山も琵琶湖も、すごく遠いところに思っているよう。でも、「山を越えたら、すぐだよ~」と、京都見物になれたお友達には、滋賀の旅は、好評なんです。

*「園城寺(三井寺)」の詳しい情報は、ホームページで


 



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天智天皇の産湯の霊泉、水で占う鐘みくじ…見どころいっぱいの琵琶湖そばの「園城寺(三井寺)」へ。

2014-06-19 | 寺社仏閣

琵琶湖畔の旅を楽しんでいるミモロ。「このお寺にお詣りしたかったの~」と、足を伸ばしたのは、天台寺門宗の総本山「園城寺(三井寺)」です。
 

天智天皇の孫にあたる大友与多王が、壬申の乱で25歳で没した父、大友皇子の菩提を弔うために、686年に叔父であり、父を滅ぼした天武天皇の許可を願ったお寺。自分の荘園、屋敷などを投じ、建立したことから、天武天皇より「園城寺(おんじょうじ)」の勅額を賜り、その名を称することに…。開祖は、弘法大師の姪を母にもつ智証大師円珍。貞観元年(859)に初代となられ、貞観10年には、天台宗の座主となり、24年にわたり、日本仏教の発展に尽力されます。

長い歴史を誇るだけに、建造物、仏像など、国宝・重要文化財の寺宝が多く伝わり、見どころいっぱいのお寺なのです。

徳川家康が、甲賀の常楽寺より移築し、寄進した重要文化財の「仁王門」をくぐり境内へと進みます。


「ここも重要文化財なんだ~」室町時代初期の建造物の「釈迦堂」で、
 

お寺の受付でもらった案内図には、参拝経路がわかりやすく掲載されていて、その番号に従って歩くと、グルリとお寺が効率良く参拝できます。
「え~と次は、『金堂』だね…」
 
ご本尊は、天智天皇が信仰されていたという秘仏の弥勒菩薩。本堂は、慶長4年(1599)に北政所が再建した桃山時代の名建築といわれるもの。

実は、夫の豊臣秀吉は、文禄4年(1595)、この園城寺を廃寺にしてしまいます。そのため、多くの仏像や寺宝は、没収され、他のお寺へ。また建造物も、解体されて、別のところへ強制移築されます。
なんで秀吉が、ここを廃寺にしたのか、その理由は謎…。その時、移築された建物のひとつが、現在の延暦寺西塔の重要文化財の「釈迦堂」です。
慶長3年(1598)、秀吉が死期を悟った年に、園城寺の再建を許可。
 
「よっぽど、なんか秀吉を怒らせることがあったんだねー。でも、3年後に再興を許可したということは、ホントは、このお寺が好きだったんじゃないの…」と、想像力を発揮するミモロ。
「延暦寺に移築した方が古いのに、重文で、ねねさんが建てた方が、新しいのに国宝なんだ…どうして…?」と。きっと建造物として作り方に差があったのかも…。
「夫がカッとして、お寺を壊してごめんなさいね~という気持ちで作ったんじゃないの?」と、また想像…。

「金堂」のそばには、慶長7年(1602)に再興された「三井の晩鐘」という「日本の残したい音風景百選」になっている鐘が。
 

「1回300円で鐘をつけるんだって…誰か、撞かないかな~」と、ちょっと音色が聞きたいミモロ。自分でやらないの?

さて、「金堂」の脇に小さな祠「閼伽井屋」があります。ここが、園城寺が三井寺と呼ばれるルーツなのです。
中を覗くと、
岩の下からボコボコと湧き出す水…。
 この泉こそ、天智、天武、持統の三人の天皇が産湯に用いたという霊泉です。お三人の天皇様の産湯の井戸から、御井と呼ばれ、それが三井になったとか…。

「え~みんな、このあたりで生まれたの?」とミモロ…。深く聞かないで…

祠の正面には、左甚五郎作と伝えられる龍の彫り物が。
夜な夜な琵琶湖で暴れたので、甚五郎が龍の目に釘を打って、鎮めたそう。

「お猿や龍って、みんな夜遊びしすぎて、閉じ込められちゃうんだよね…気をつけなきゃ…」とミモロ。大丈夫、ミモロはすぐ寝ちゃうから…

そこら、少し山を上がって、「霊鐘堂」へ…。
 
「わー大きな鐘だ~」とミモロが見上げる鐘は、「弁慶引き摺り鐘」と呼ばれる奈良時代の鐘です。開祖の円珍没後、天台宗は、延暦寺の山門派と園城寺の寺門派との意見対立が激化し、幾度となく焼き討ちなどが繰り返されます。その時、あの弁慶が、この鐘を引き摺り持ち去り、山の上から落としたのだとか…。そのため、今も鐘の表面には、擦り傷がいっぱい。
「弁慶って、ほんと力持ちだったんだね~」と、そのゴウリキに感心しきり。まぁ、伝説ですから…。

その鐘堂では、鐘みくじというものが…。
  
みくじは、鐘の中なら、鐘の形の紙を1枚引きます。「う~どれにしようかな…」と真剣に…。

引いたものを、近くの水場で、水につけます。
 
「もう少しかな~」と、じっと見つめるミモロ、やがて鐘に数字が現れました。
 
「あの~これお願いします」「はい、61番ですね…」とお寺の方に61番のおみくじと記念のカードをもらいます。
  
「半吉だって…。もっとがんばりなさいって…」読み終わると、おみくじを縛りました。

水につけて番号を知るおみくじは、他でも経験しています。「御香宮や、貴船神社にもあった気がする…」名水のあるところで行われるおみくじのよう…。

「わーまだ半分も歩いてない…急がなくちゃ…」と、境内案内図を見て、少し歩くペースを上げることに…。「あれ、あそこになんかある…」地図にのっていないものが…。「ちょっと行ってみよう…」山への道へと、寄り道するミモロでした。
そこには…「え~すごーい!」と、ミモロが驚くものが…。


*「園城寺(三井寺)」の詳しい情報は、ホームページへ





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「琵琶湖ホテル」でプチリゾート。滋賀の産物が並ぶ料理に舌鼓。湖畔の散歩もまた楽し・・・

2014-06-18 | 宿・ホテル

1泊の予定で、やってきた琵琶湖畔に建つ「琵琶湖ホテル」。夕暮れのお散歩の後は、いよいよミモロが楽しみな夕食です。
「早く食べたい~」と、ミモロが選んだのは、日本料理の「おおみ」です。

ミモロは、ホテルに1泊2食付(18000円)で滞在。実は、当日に思い立ち、ひとり(ミモロは、数に入らないので)で宿泊ができるところは、限られていました。幸いにも、このホテルを見つけ、13時に予約して、17時ごろには、ホテルに到着。なんとも慌ただしい出発。「もっと前からちゃんと予、計画すればいいのに~」とミモロに怒られる始末。

夕食は、レストランでのブッフェスタイルのものを選べましたが、ゆっくり食べたいので、日本料理のミニ会席を・・。
先付、お造り、煮物などの小鉢、そして焼き物が続きます。
 
「えーっとゴマ豆腐、鯛とかつおのお造りでしょ、それに季節の野菜の水晶炊だー」と、言いながらぺロリ。
「あのーご飯、先にお願いしていいですか?」お酒をこの日は、飲まなかったミモロは、ご飯と汁物といっしょにおかずをいただくことに…。
 
「このごはん美味しい・・・」お米は、近江の棚田米、ホテルのスタッフが田植えをして、収穫したお米だそう。
赤出汁は、魚のアラ、わかめ、なめこ、そうめんが入った具だくさんのお汁です。

そして小鍋には、豚沢煮…お豆腐、野菜が入った豚肉のお鍋でした。
「やっぱりミニだった…もうおしまい…」でも、ほどよくお腹はいっぱいに…。
そして〆は、季節のフルーツ。

ミモロの大好きなメロンが登場。宿の食事が多過ぎるという人には、おすすめの量でした。

食事の後は、温泉へ。このホテルには、天然温泉があるんです。29度という冷泉ですが、加温してほどよい湯加減になった単純泉です。大きな湯船の内風呂と琵琶湖が一望できる露天風呂がありました。「大きなお風呂って気持ちいい…」いつも小さな家のお風呂…幸い誰もいないのを見て、ミモロは、ネコ泳ぎ…。

久しぶりの温泉で、リラックスしたミモロは、部屋に戻ると、あっという間に、熟睡…。
さて、翌朝、朝日がベッドに注ぐころ…
眠っていたミモロは、目をパッチリとあけました。「おはよう…」
「よく眠った~」と、さわやかな目覚め…。

「さぁお散歩に行こう…」とホテルの前へ、湖畔の散歩を楽しむことに…。

「なんかお蔵みたいな建物がある…なんだろ?」
実はこの建物には、2つの組織が入っています。 
 
右側は、「大津市中消防署水上出張所」。そして左側は、「滋賀県警 水上警察隊 大津分駐所」。つまり消防署と警察署なのです。昭和に建てられた建物は、ちょっとレトロな感じで、琵琶湖の景色に似合います。

建物の脇に停泊する船… 
 
「赤い船は消防署の船だー」とミモロは、興味津々で近づきます。水上消防隊の役割は、水上での船の火災の消火活動をはじめ、事故などに会った人の救助活動…「湖の救急車なんだ」

そして、こちらの白い船は、水上警察のもの。密漁の取り締まりをはじめ、プレジャーボートの指導や水上事故の防止などに活躍しているそう。2011年の7月に発足した結構最近の組織で、それまでは、夏の間だけ、警察署の人達を組織して活動していたとか。現在、大津、彦根、高島に分駐所があり、それぞれに警備艇を配置して、琵琶湖の安全を守っています。

「日本最大の湖を警備するのって大変だよねーだって広いもの…」
整備、清掃を終えた船は、しばらくして、湖へと向かってゆきました。

「湖のお仕事ってかっこいい…」と、憧れるミモロでした。

湖畔沿いに歩くと、「あれ、ここおうちなの?」桟橋の下にガチョウの姿…。
「わー上にも大きな鳥…」
 
停泊する遊覧船「ミシガン」のそばに…

 
「有名なミシガンだ~」この遊覧船は、昭和57年(1982)に滋賀県の友好姉妹都市アメリカのミシガン州に因んで就航したもの。非日常の時間を楽しんでもらうための船で、豪華な内装、さまざまな料理やエンターテイメントがゲストを迎える琵琶湖クルーズです。
「なんか琵琶湖でアメリカ…っていうのも不思議だけど、芦ノ湖には、海賊船があるし、鳥羽には竜宮城の船があった…」とミモロ、日本各地の湖や海の遊覧船は、どこも個性的ですね。

「でも、すごく日本的な雰囲気の遊覧船もあった方が、日本を訪れる外国人観光客には、いいと思うんだけど…」とミモロ。みなさんどう思われますか?

「もうお腹ペコペコ…」と、十分にお散歩を楽しんだミモロは、ホテルにもどって朝食へ一目散。ミモロは、朝も、日本食を選択。滋賀県のものたくさん食べたいというので…。
 
現在の和朝食は、期間限定の「あまのいお丼」です。脂がのったビワマスとイクラを、ご飯にのせていただきます。
薬味をたっぷりのせたミモロ。「うわー美味しい…」と、1日20食限定の味…。

「たった1泊…しかも家から30分の場所だったけど、すご~く楽しかった…リゾートしちゃった~」と大満足のミモロ。


ホテルによると、京都在住の方の宿泊は、多くないそう…。もちろん大津は、日帰り、いえ、通勤の距離です。でも、宿泊すると、きっと普段のイメージとは異なる体験ができるはず…。「だってプチ旅行なのに、旅費がかからないんだよ~。これって大きい…」とミモロ。

「また来ちゃおう…」と…。広々した湖の景色…天然温泉…ホテルには、日帰り入浴プランもあります。
でも、やっぱり宿泊がおすすめ…。

*「琵琶湖ホテル」の詳しい情報はホームページで…


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京都市内から約30分で行けるレイクリゾート「琵琶湖ホテル」。プチリゾート気分を満喫

2014-06-17 | 宿・ホテル

「どこかでのんびりしたいよ~」と、言い出したミモロ。いつものんびりしてるのに…。じゃ、近くでプチリゾートを楽しみましょ…。ということで、出かけたのが、琵琶湖沿いにある「琵琶湖ホテル」です。


浜大津の駅から徒歩5分。ミモロの住む岡崎の東山駅から地下鉄東西線の直通で、30分弱。車でも20分ほどで行ける場所にあります。「なんか近すぎない・・・?リゾート気分味わえるのかな?」と、ちょっと心配そうなミモロ。「せめて淡路島とか、白浜とか…」と、ブツブツ。

そんなミモロを車に乗せて、あっという間に、「琵琶湖ホテル」に到着です。

琵琶湖ホテルの創業は、昭和9年。琵琶湖畔の迎賓館として、国内外のゲストを迎えたホテルです。
 
現在ロビーには、当時を偲ぶ写真などが展示されていました。「なんかおしゃれ~」
 
関東でいえば、日光の「金谷ホテル」、箱根の「富士屋ホテル」、軽井沢の「万平ホテル」、また関西なら、奈良の「奈良ホテル」、神戸の「六甲山ホテル」など、クラシックホテルと称されるホテルの一つでした。
ここには、皇室の方の御宿泊も多く、またヘレン・ケラーも宿泊しています。

そして、平成10年に、浜大津に移転、近代的なホテルとして新たなスタートを切りました。


ホテルに到着したミモロは、7階のお部屋に…。
「はい、こちらですよ…」
  
大きなベッドが入ったお部屋。ここは、全室、湖に面したレイクビューのお部屋です。
「すごく眺めがいいんですよ」とホテルの方が誇らしげに…。

「わーすご~い・・・」
ベランダに出て、ミモロは、感激…目の前に、広々と琵琶湖が広がっています。
「あれ~いろんな船が見える…」そうホテルの前は、琵琶湖周遊の船などが停泊する港。

ここでは、お部屋から湖を眺める寛ぎのひと時が過ごせます。
窓辺のソファーで読書をしたり、ベランダの椅子で、日光浴をしたり…。「キャ!リゾートだ~水着もってくればよかった」
 のんびり過ごすのが、何よりの贅沢…。

夕食までの時間を、ミモロは、湖のそばをお散歩することに…。

湖に、桟橋のように突き出しているところがあります。ベランダから見ていたミモロ、行きたくなったよう…。
 
湖に突出た桟橋を歩くと、湖を渡る風が爽やかに吹き抜けます。「なんか海みたい…」水平線が広がる琵琶湖は、海を思わせる大きさです。「波がないだけ…穏やかな海って感じだよね~。こういうところに来たかったの…」
東京生まれのミモロは、気分が落ち込んだり、疲れると、海を見に行きたくなります。「鴨川の景色も素晴らしいけど…やっぱり海も大好き…。でも、京都市内からは海は遠いから…」と諦めていたのです。

「ヨットハーバーもあるんだー」そして、夕暮れ迫る湖面は、比叡山に沈む夕陽の輝きで、オレンジ色に染められています。
 

桟橋には、釣りを楽しむ人の姿が…。

「あの~何が釣れるんですか?」とミモロ。「バスです。でも今日は釣れないなぁー」と…。
何度も、エサのついた釣り糸を湖に向かい、釣竿を巧みに動かし、勢いよく飛ばしています。でも、なんにも釣れていないよう…。
「あの~エサ見せてください…」メザシくらいの大きさの疑似餌です。
「こんな大きなエサに食いつく魚って、きっとすごく大きいんだろうな~見たいな~。きっとお魚釣れると思うよ…」と、ミモロは言いながら、そっと疑似餌に触ります。「う~ん、でも、今日は無理でしょうね」といいながら、また釣り糸を遠くに投げました。と、次の瞬間…「あ、釣れた!」と大きな声…。「えー」とミモロもそばに駆け寄ります。
「わー大きな魚…」
「ほら、やっぱり釣れたでしょ!」と、ミモロ…さすがネコのパワー…!?なにかおまじないしたの?「だってミモロは、福招きネコだよ~エヘン…」恐るべしミモロパワー…
「釣れると思わなかった…」と、釣り人のお兄さんもビックリ。
「う~でも、ちょっと小さいなあ~」と、全長38センチ…これでも小ぶりなのだとか…。
大きいのは軽く50センチを超えるそう。夏は、小さいのが多く、冬の方が、大型サイズに出会えるそう。

近年、琵琶湖には、外来種のバスが多く生息し、在来種のもろこなどを食べて、いろいろ問題に…。そのため。外来種の魚の捕獲キャンペーンが展開されています。

「よかった、お魚見られて…もっと大きなお魚もみたいな~いないかな~」と、湖に身を乗り出して覗きます。


夕暮れになると、ホテルの前には、噴水が上がります。「わー素敵~」
 

すっかりリゾート気分に浸っているミモロ。「ホント、こんなに近くで楽しめるって思わなかった…来てよかった…」と嬉しそう。

さぁそろそろ夕ご飯の時間です。ホテルに戻りましょ。

「いろいろありがとう…」釣り人のお兄さんたちにお礼を言って、ミモロは、ホテルに戻りました。

*「琵琶湖ホテル」滋賀県大津市浜町2-40 077-524-7111 


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来月の祇園祭への準備が進む山鉾町。今年も厄除け粽づくりを蟷螂山でお手伝い

2014-06-16 | イベント

「ミモロちゃん、今年も厄除け粽づくりのお手伝いしてもらえる?」と、お友達の三宅さんに言われたミモロ。「もちろん、今年もお手伝いできるのうれしい…」と。7月1日から始まる京都三大祭りのひとつ、祇園祭。そこでは、厄除け粽という玄関先に飾るお守りが、各山鉾で授与されます。そのため、各山鉾町の人たちは、現在、その準備に大忙し…。

よく「粽の賞味期限はいつまでですか」と聞かれますが、この粽は、形こそ同じですが、端午の節句に食べるものとは違い、食べられません。玄関などに飾り、厄除けにするお守りなんです。京都の町家をはじめ、ビルの入り口など、いろいろな場所で、この粽が見られます。
「これを付けていると、禍が通り過ぎてくんだよ~」と、ミモロも、自分のうちの玄関に、しっかり飾っているんです。

33基の山鉾は、ずべてそれぞれの名前をつけた粽を用意します。その数は、それぞれ3000くらいといわれますが、人気の長刀鉾や菊水鉾、月鉾などは、その数は5000以上とか…。山鉾が町に立つ宵々山(山鉾巡行の2~3日前)から、それぞれの町家で求めることができます。1つ700円~1000円くらい…。その売上げは、山鉾の修復など、祭りを運営・維持するために使われます。
八坂神社でも粽は用意されていて、こちらは、7月1日から社務所などで求めることができます。

2年目となる粽づくりのお手伝い…。「今年もよろしくお願いしま~す」と、すでに作業を始めている蟷螂山のみなさんにご挨拶。蟷螂山は、大きなかまきりが、山車の上で動く人気の山。「さぁ、がんばるぞ~」とエプロンを付けて張り切るミモロです。

集会場の隅に、粽の束が…
まずは、それを自分の席のそばに運びます。この粽は、上京区や左京区などの農家の方々が、毎年作っているそう。もちろんすべて手作り、「ふつうの神社のお守りより、手間がかかってる~」と。小さな粽は、10個を一束にまとめられています。それに、お札を付けて、ビニール袋に入れるのが、ミモロたちの作業です。

「ヨイショ…」
作業机の上に運んで、いよいよ作業開始です。「あのーもう一度、やり方教えてー」とミモロ

隣の席の三宅さんに、粽づくりのやり方を確認…。
「粽の上にお札を載せて…それから蟷螂山のラベルをグルリと回して、後ろにカマキリのシール貼ってね…」
「こう・・・?」「そうそう、上手…」お詣りにいらした方が、求める厄除け粽ですから、ひとつひとつ丁寧に心を込めてセットします。
作業にも慣れたミモロです。

「みんなと一緒に作業するの楽しい…」すっかり京都のネコとして、地元になじんでいるミモロです。

この粽作業は、山鉾町に住む人たちだけで行われるもの。まったく関係ない地域に住むミモロは、特別に参加させてもらっています。観光客の人でも、やりたいという人は多いのですが、祇園祭は、京都の町衆のお祭り。外部の人がふらりと来て、参加できるものではないのです。

「さぁ、もう一束、やろう…」
また、粽の束を机に運んだミモロ「あ、始まった~」とテレビを…。そう日曜日は、サッカーのワールドカップに日本が出場する日。集会場のテレビもつけて、作業しながら、みんなで応援しました。「わーゴールだって…」「うー逆転されちゃった~」と、ゴールごとに一喜一憂。

作業は、午後まで続きました。
ビニールに袋詰めされた粽は、ちゃんとできてるか、品質確認。
 

「はい、おしまい…」と、すべての粽のセットが終了したのは、14時過ぎ。朝の9時から始まった作業が終わりました。

「また、祇園祭の時にもお手伝いに来まーす」とミモロは、挨拶してみなさんにお別れ…。

蟷螂山は、先祭17日の山鉾巡行の組です。ミモロの作った粽を買いに来てくださいね。


7月になると、ミモロたちが作業した粽は、ご祭神に供えられ、お祓いを受けます。「その時からお守りになるんだよ」

「わーいよいよ祇園祭って感じ…」7月1日から31日まで、一か月間続く、日本で一番期間が長いといわれるお祭り。京都の町に、祇園囃子が響くのも、もうすぐです。

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