ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

昨年オープン「西尾八ッ橋の里」。聖護院のそばの情緒ある邸宅でいただく手軽なランチと甘味。

2014-06-15 | グルメ

「今日は、のんびりランチしよう…」と、ミモロが訪れたのは、聖護院のそばの「西尾八ッ橋の里」です。
 

元禄2年(1689)に創業したという「本家西尾八ッ橋」。京都のお土産として有名な八つ橋の老舗として知られます。

聖護院の本店のすぐそばに、りっぱな門構えの邸宅が…そこがミモロがランチに来たお店。
 
門を入り、中に進むと、落ち着いた雰囲気の日本庭園が…。

玄関に入ると、靴を脱いで、中へ。
 
「なんかすごくりっぱなおうち…」風格ある日本建築…「いらっしゃいませー」とお店の方に迎えられ、ミモロは、お座敷のテーブル席に案内されました。
  

ゆったりとしたテーブル席で、注文した「西尾八ッ橋の里膳」1600円を頂きます。
小さなお皿の上に、ゴマ豆腐、ヒジキの煮物、鶏の照り焼き、キュウリと湯葉の和え物など6種類の品々が…。そしてかやくごはんと白みそのお味噌汁のセットです。
「体によさそうなものばっかり…いろんな味が楽しめてうれしいなぁ~」とミモロ。
りっぱな構えのお店なので、さぞや高価なランチしかないと思っていたのですが、この御膳のほかは、オムライス、にしんそば、カレーそばなどの、そば・うどんの定番の品、それからおしるこ、コーヒーなどが楽しめる、ごくカジュアルな品ぞろえ。そのため、修学旅行生の姿も見られます。

「普通のお蕎麦屋さんより、のんびり食べられる…美味しかった…ごちそうさま…」とミモロは満足した様子。
ミモロの席からは、お庭の景色も眺められます。

「あ、八つ橋がついてたんだ~」御膳の隅に、袋詰めの八ッ橋が…「おうちで食べよう…」と持って帰るミモロです。


食事を終え、お勘定をしに玄関に行くと…
「よかったら、資料室などもありますから、見ていってください…。ほかのお部屋もどうぞ…」とお店の方に言われたミモロ。玄関脇の洋間へ。

そこには、「本家西尾八ッ橋」の長い歴史を物語る品々が展示されていました。
文政7年(1822)に、ご近所の熊野神社に奉納した絵馬。

明治22年(1889)のパリ万博など、世界の博覧会に出品し、数々の賞を授与された歴史がわかります。
 
「へぇー八ッ橋って、パリ万博にも出てたんだ~知らなかった~」
この資料室は、洋間なので、その窓辺が素敵…
歪んだガラスが、陽光をいっそう優しくしているよう…。

洋間の隣には、お茶室が続きます。


実はこの建物は、大正8年(1919)に、東洋レーヨンなどの要職を歴任した関西の財界人あり、立命館大学の前身の京都法政学校設立に尽力した学者でもある 河原林堅一郎氏が建てた邸宅。数寄屋風書院造りで、国産の栂(ツガ)材が多く使われています。主人の人柄を示すように、決して華美に走らず、質実剛健とした雰囲気を漂わす邸宅です。
  
ふすまの金具、窓枠の装飾など、細部にもこだわった造りに、主人の趣向が感じられます。

その後、この邸宅は、東芝が所有する役員専用の保養所となり、それから本家西尾八ッ橋が購入し、基礎部分など補修、改修し、現在に…。
2012年には、「京都市民が選ぶ京都の財産として残したい京都を彩る建物や庭園」に指定されました。

「この広いお座敷では、お抹茶とお菓子が味わえるんだって…」
 

床の間には、「八ッ橋発祥の家」と書かれた軸が…前に座りお軸拝見…「わかりやすいお軸だこと…」。


「庭には、カキツバタの池や樹齢150年の椋の木があるんだって…また今度ゆっくりお友達と来よう・・・」


気軽に寄れるお昼処としておすすめです。

*「西尾八ッ橋の里」京都市左京区聖護院西町6 075-752-2188 11:00~16:00 

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大船鉾復興と後祭の復活をテーマにした「京都青年会議所」の記念フォーラムへ

2014-06-14 | イベント

6月12日の夜、ミモロは、京都ホテルオークラに出かけました。目的は、公益法人 京都青年会議所が主催する「大船鉾復興記念フォーラム」に出席するため…。「だって、京都に来てから、もう2回も、大船鉾の粽授与のボランティアしてるんだもの…と、大船鉾復興に思いを寄せるミモロです。


フォーラムが始まる前に、大船鉾のある四条町のお囃子方が、笛や太鼓などで演奏を披露。
ミモロは、祇園祭の興奮を思い出したように、心弾ませ聞き入ります。

今回のフォーラムは、京都青年会議所の6月例会で、まずは、理事長の岡野真之さんの開会のご挨拶から…
なんでも、京都青年会議所は、京都の伝統文化を守ることの大切さを思い、大船鉾の復興のために、2000万円の寄付を行ったそう。それにより、1864年の蛤御門の変の時に、焼失した鉾の木組みを作ることができたとか…。ほかの団体などからも、支援をもらい、ついに今年、150年ぶりに、大船鉾の姿が、祇園祭で見られることになりました。

ミモロが、大船鉾の粽授与のボランティアを始めた2012年に、久しぶりに唐櫃巡行を行うことに。それまで100年以上、四条町は、宵山で、焼失を免れた鉾の装飾品やご神体の神功皇后の御尊面を飾る居祭(いまつり)だけを行っていたのです。
「その時だって、山鉾巡行に、参加するって、本当に感激的だったよね~」と、2年前の祇園祭を思い出して、目を潤ませるミモロです。

基調講演は、「大船鉾復興と祇園祭後祭復活について」。講師は、祇園祭山鉾連合会理事長の吉田孝次郎さんです。
太平洋戦争で中断した祇園祭。戦後、占領軍に祇園祭に関するもの、すべてを没収される危惧もあったそう。でも京都の町衆の懇願で、昭和22年に、四条通に、長刀鉾と月鉾の2基が立った時の感激は、忘れられないものだったと、吉田さん。凛として立つ鉾の姿は、戦争で家族を失ったり、戦後、家財を没収され、悲しみにあった京都の人々の心に、復活の力を与えたのです。

巡行は、米軍が見守る中、長刀鉾だけ、寺町通までの往復を。月鉾は、立ったままだったとか。翌年は、北観音山と船鉾が立ち、やはり四条通を進みます。でも、その時は、後祭の北観音山が、先祭の船鉾の前を進むという珍しい巡行に…。


祇園祭が、今のように華やかな祭りになるには、それからかなりの時間を経てのこと…。
その間のさまさまなお話しを、静かな口調で語られる吉田理事長。

ミモロは、そのお話しにじっと耳を傾けます。
「いろいろあったんだね~」と感激しながら…。

さて、今年、復活する後祭。そもそも山鉾巡行は、八坂神社の神輿が町を巡るまえに、町を清める役割で行われるもの。神輿が、高島屋のそばの御旅所に入る17日に、山鉾が巡行するのを先祭。そして24日に、御旅所から神輿が八坂神社を戻る日の巡行を後祭といいます。もともと分かれていた山鉾の巡行を、交通事情などを理由に昭和41年に、先祭だけを行うことに。そのため、後祭の山鉾は、先祭の巡行の後ろに従うスタイルになりました。

神事の意味からすると。これはいかがなものか…という意見も多く、それで今年は、2つの祭りを本来の形にもどすことになったのです。

また、先祭・後祭あわせて32基の山鉾巡行は、なんと4時間以上かかります。それに今年、大船鉾の復興で、33基となり、さらに交通規制の時間が長くなると懸念されたとも…。
さらに巡行の最後尾が大船鉾は、新町通の四条通南側に、町内があり、そのため、鉾を戻すためには、大船鉾より、北側に町内がある、八幡山、北観音山や南観音山、そして先祭りの放下鉾など、巡行を終えても、解体することができず、大船鉾が、戻るまで待っていることになります。これでは、5時間以上かかるのは必須。これではまずい…ということもあり、本来の先祭、後祭別々の巡行スタイルに戻さざるを得ないという事情も…。

17日の先祭の山鉾巡行は、長刀鉾を先頭に、船鉾まで、全23基が、四条通から、河原町通、そして御池通へと巡ります。
一方、24日の後祭の山鉾巡行は、北観音山を先頭に、大船鉾まで、全10基が、御池通、河原町通、そして四条通へと進みます。
つまり、同じコースを逆回りするのです。


続いて、立命館大学の矢野桂司教授により、「コンピューターグラフィックで蘇る大船鉾巡行風景」がスクリーンに映し出されました。
 
「わーこんな風に動くんだ~すご~い!」さまざまなシーンに映し出される大船鉾の姿に、ミモロは、もう夢中。「早く本物がみたいなぁ~」と、24日が待ち遠しい様子です。

そしてフォーラムの最後は、「大船鉾復興と後祭復活」~地域にもたらした影響を次代へ活かす~をテーマに、パネルディスカッションが行われます。

パネリストは、門川大作京都市長、四条町大船鉾保存会の松居米三理事長、そして祇園祭山鉾連合会の吉田孝次郎理事長です。
  

「ユネスコの無形文化遺産に登録された祇園祭は、京都の宝。後祭の復活、大船鉾復興は、祇園祭の新しい時代の始まり、これからも京都市もさまざまな面から支援してゆきます・・・・」と門川市長。

100年以上の長きにわたる念願の大船鉾復興を実現した四条町の松居理事長は、復興までの歩みを語られました。
「大船鉾は、平安時代にその名が記載されている歴史ある鉾で、応仁の乱や天明の大火などで、鉾の木組みは、焼失し、再び作られてきました。でも、蛤御門の変で焼失したのちも、復興に尽力しますが、明治になり、町に小学校などを建てることになり、その復興資金は、子供たちの教育のために使われ、そのためなかなか再興ができませんでした…」復興までのさまざまな状況、その中でも決して失われなかった復興への思いを、静かに語られ、その言葉が聴衆の胸に届きます。

大船鉾復興には、ほかの鉾町の協力も…。船鉾は、その木組みの大きさを細かく計測させてくれたそう。

有志を募り、始めたお囃子の復活。今は、町内の子供たちも参加するのを憧れる存在に…。次の世代への確実な橋が架けられたのです。
会場で、話を聞く大船鉾のお囃子方の脳裏にも、これまでのいろいろな情景が浮かんでいることでしょう。


「わかる…わかる…」毎年祇園祭を大船鉾のそばで、過ごしたミモロにも、初めて山鉾巡行に参加したお囃子方の皆さんの様子がよみがえってきます。

「ついに夢が実現するんだね~」四条町の町衆の喜びは、一方ならぬものがあることでしょう…。

最後に、京都青年会議所の直前理事長の小林育朗さんの元気あふれる閉会の挨拶で、フォーラムは終わりました。


閉会後、ミモロは、顔なじみの皆さんにご挨拶に…。
「あ、いつも粽のお手伝いしてくれてる方ですねー」と松居理事長。「今年もよろしくお願いしますね」と。「はい、ミモロがんばります!」


「あ、ミモロちゃん、ここにも来てたの…」と門川市長。「はい、ミモロ、大船鉾の粽のボランティアしてるんです」
「はい、これあげる…よろしくね…」と、ミモロは「リニアを京都に…」と書かれたステッカーを渡されました。「は、はい…」と受け取るミモロ。「あれ、ミモロちゃんってうちの近所に住んでるんだねー」と岡野理事長。「お散歩のとき、見かけたら、声かけてくださいね」とご挨拶…。

山鉾巡行は、17日。後祭の復活で、24日にも山鉾巡行が見られることに…。「夏休みだから子供たちも大勢見に来れるねー」とミモロ。後祭は、先祭のようにたくさんの食べ物の屋台がでることはないそう。「昔ながらの静かな祭りを取り戻すんですよ」と吉田理事長。

平安時代、都で流行した疫病を鎮めるための儀式を起源とする祇園祭。京都の町と人々の安らかな暮らしを願う祭りです。後祭は、そんな京都に暮らす人たちの変わらぬ思いがよくわかるものに…。20日ごろに始まる鉾立て。四条町に姿をみせる大船鉾を見に、ぜひ京都へ。ミモロも2日間ほど粽授与のボランティとして、四条町にいます。
「粽買いに来てね~」



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日本一の高層ビル「あべのハルカス300」。大阪平野を一望する60階にある天上回廊

2014-06-13 | 国内旅行

久しぶりに大阪に出掛けたミモロ、「一度行ってみたかった…」と、今、話題の「あべのハルカス300」へ。
初めて降り立った「天王寺駅」。駅のすぐそばに、「あべのハルカス300」はありました。
「う~高い…」空に聳える高層ビル。「京都にこんなビルないもんね~」と、呆然と見上げます。

高さ300メートルという現在、日本一のっぽのビル。近鉄百貨店、大阪マリオット都ホテル、美術館、オフィースなどが入る複合ビルになっています。
ちなみに、2番目の高さのビルは、「横浜ランドマークタワー」で296メートル。
「う~微妙…1階分くらい、こっちが高いんだー」

今年3月7日にオープンしたビルは、すでに来場者数1000万人を突破。「東京のスカイツリーみたいに人気なんだ~」と。まだスカイツリーには、上っていないミモロです。スカイツリーの展望デッキの高さは、350メートル。そこへの料金は、2060円(当日券)です。さらに上に100メートル上がる「天望回廊」へは、別途1030円が必要。

ここ「あべのハルカス300」の60階の展望フロア「天上回廊」へは、料金1500円が必要です。「どこも、ちょっと高いね…」と思いながら、チケットを購入。まずは、16階まで外が見えるエレベーターで上がります。
そこで乗り換えて、60階へ約45秒で…。
「スカイツリーは、チケット購入するのが大変だけど、ここはすぐ買えちゃった…」平日のためか、全く待たずに上へ。

「わー高い…」300メートルの高さのビルの眺めは、もちろんなにも遮るものはなく、眼下に、大阪平野が広がっています。
「あっちが大阪湾?」

「この下の緑は、天王寺公園だって…」

「ふーん、なるほどね~」広大な大阪平野が一望できる開放感は、抜群です。
「広いね~」と、ミモロは、外の景色を、じっと眺めます。でも、あまりに高すぎて、すべてが小さくて、建物がよくわかりません。また、大阪というミモロにとって馴染みがない場所なので、一体、眼下にどんな建物があるのか、ミモロは、知らないのでした。
「とにかく広いって感じ…」と、のびやかな景色を眺める開放感以外、どうも感動が薄いよう…。
「だって、よくわかんないんだもの…」とミモロ。
そうなのです・・・依然、大人気の「スカイツリー」との違いは、もちろん高さもありますが、富士山や東京タワーなど、誰もが知っているものが見つかりません。大阪に生まれたり、暮らしている人には、馴染みの目標物が見えるかもしれませんが、ミモロのように他府県出身者には、ただ広いとしか感想が言えない景色なのでした。

高層の建物に上がると、そこから、自分が知っている建物を見つけるのが、楽しい…。
「通天閣や、大阪城なら知ってるー」とミモロ。

大坂城って表示にあるけど…「え~どこ?」あまりに小さくて、よくわかりません。「望遠鏡ないんだー」。そうここには、京都タワーにあったような望遠鏡がみつかりません。どこかにあったのかな…?

さらにこの日は、天気があまりよくなく、きっと晴れていたら、ミモロの印象も違ったはず…。
「きっとほかの建物からは、このハルカスのビルが見えるから、楽しいかもね…」

「でも、やっぱり高い…ゾクゾクしちゃう…」
真下を見ると、その高さがよくわかります。

展望スペースの「天上回廊」は、360度、見渡せるのが魅力。そのセンター部分は、58階の「天空庭園」からの吹き抜けになっています。
 
そこでは、コーヒーを飲みながら寛ぐ人たちの姿が…。また、同じフロアに、食事やお酒が楽しめるカフェレストランもあります。

「もう一度、よく眺めよう~」と、再び外を眺めます。
「やっぱりよくわかんない…大阪平野が広いのはよくわかったけど…富士山が見えるといいのに…」と…それは無理。
「ねぇ、京都はどっち?」、たぶん北の方向。しばらく、開放的な景色を楽しんだあと、58階の天空庭園に行きましょ!
 
ここには、緑の木が置かれ、癒しのスペースが…。

大阪平野の開放感を十分体験したミモロ。「やっぱり大阪って広いね~」周囲をぐるりと山に囲まれた京都に暮らすミモロ。そのスケールの大きさにちょっと圧倒されたよう…。

大阪の新名所、「あべのハルカス300」
きっと夜は、一面の光の海が眼下に広がることでしょう…。8月1日は、「PL花火大会」、ここからもよく見えるのでは…。

*「あべのハルカス300」の詳しい情報は、ホームページで…

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自家製天然酵母で作ったドーナツのお店「ひつじ」。地元の人達に愛されるやさしい味

2014-06-12 | グルメ

京都の町中で、家具屋さんが多い夷川通。ときどきミモロが町歩きする場所のひとつです。
ある日、ミモロは、「う~ここなんのお店だろ?」と立ち止まりました。

「なんか雰囲気のあるしゃれた感じのお店…」


中から甘い香りが漂ってきます。店のカウンターに並ぶのは、揚げたてのドーナツ。
 「美味しそう…」と、思わず身を乗り出すミモロ。

ここは、オーナーの下村高浩さんが、3年前に作ったドーナツのお店「ひつじ」です。

以前、荒神口で10年ほど、パンなど、子供向けのおやつの専門店をやっていたそう。子供たちが安心して食べられるものにこだわっています。

「うちで使うのは、発酵時間をたっぷりかけた自家製天然酵母です。減農薬発芽玄米も練りこんだもっちりした食感のドーナツなんですよ」と。

ふわふわもっちりしたドーナツは、生地そのものの美味しさが魅力です。

種類は、20種類ほど。紅茶専門店「ムレスナティーハウス」のアールグレーを使った紅茶風味のドーナツに、丹波黒豆きなこやきび砂糖などをまぶしたもの、かぼちゃが練りこまれたものに和三盆をかけたものなど、京都らしい味わいも…。
「別に京都にこだわったつもりはないいですが、上質のものを選んでいたら、京都産のものが多くなりました」と。

「あれーでも、あんまりたくさんドーナツが並んでない…」とミモロは、カウンターの上のドーナツを見て…・並ぶのは1種類、3個ほど…。

「綿実油を使って、少しずつ…そうですね~1回に4~5個くらいしか揚げないんです。作り立てを、できるだけ召し上がっていただきたいんでー」と、下村さん。

外から丸見えの厨房では、次々にドーナツが揚げられ、そして次々に売れてゆきます。
小さな子供連れのお客様も多く、どの方も、常連さんという感じ…。車を店の前に、一時停止させて、まとめて買う方も…。

ここのドーナツは、まわりにまぶす砂糖は、別の小袋に詰められていて、食べる間際に、自分でドーナツにまぶしていただきます。

「砂糖をつけてしまうと、どうしてもドーナツがべっとりとしてしまいます。食べる間際だと、ドーナツの生地もカラリとして美味しく食べられんですよ」
砂糖も、和三盆やきび砂糖などで、白い精製された砂糖ではありません。
「なんかいびつな形…」とミモロは、ポツリ。コンビニなどで見るドーナツとは、違い、形が微妙に異なるのが、いかにも天然酵母の手作りドーナツらしさ…。

店の奥では、ドーナツが食べられるイートインのスペースも。
「揚げたてのドーナツがすぐに食べられるんだよ~」と、ミモロ。

ドーナツとともに、人気なのが、ラスク。
一口サイズの小さなラスクは、以前のお店からの評判の品で、今も、まとめ買いをする人が…。

南側のやさしい陽光が注ぐ窓辺には、自然派思考の石鹸や雑貨なども並んでいます。
  
「これ、ミモロの枕にいいみたい…」と横になったのは、ラベンダーなどのアロマが香る小さな品です。


壁には、手作りのよだれかけ…

ミモロもお洋服を汚さないように、かけるといいかも…。
「え~ミモロ、ベイビーじゃないもの…」と、でも、なかなか似合います…。

和三盆のドーナツを買って帰ったミモロ…「わーつぶれちゃってる~」と、袋から出してビックリ。買い物バッグの下の方にドーナツは、いってしまい、ほかのものに押しつぶされてしまったのです。「もう、気を付けてよ~プンプン」とぺしゃんこになったドーナツを見て、ミモロは怒っています。ごめんなさい…また、買いに行きましょ…「今度は、お店で食べる!」とミモロ。多少つぶれても、やさしいお味のドーナツには変わりありません。でも、くれぐれもバッグの奥に行かないようにご注意を…。

やさしい味のドーナツ…また、食べたくなります。

*「ひつじ」京都市中京区富小路通夷川上ル大炊町355-1 075-221-6534 10:00~19:00 月・火曜休み


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御所南にある骨董店&カフェ「箒星(ほうきぼし)」。家に眠る品々の買い取りも気軽に・・・

2014-06-11 | アート

京都御苑の南側、間之町通を歩いているとき、ミモロは、ふと1軒の趣ある町家に立ち止まりました。
  
「喫茶店かな?それとも骨董のお店?」思い切って、ドアを押して、中へ進むことに…。
 
「いらっしゃいませー」とお店の方…「ちょっと見てもいいですか?」と小さな声で尋ねます。「はい、どうぞzごゆっくり~」
お店の中には、和洋のアンティークの品々が、センスよく陳列されています。
 

こちらのお店のオーナーの佐藤洋子さん。
「ここは、昨年オープンしたばかりで、アンティークだけはなく、現代作家の作品もあるんですよ…」と。

このお店は、約40年の実績をもつ、二条、三条の骨董店「ライト商会」と同じ経営。
店の奥は、コーヒーやフレンチトースト、ケーキなどが味わえるカフェになっています。

「アンティークショップがカフェになってるのって、いいよね~」

京都市内には、土地柄、骨董店がたくさんあります。もちろん東寺の弘法市など、骨董市も盛んです。だから、アンティーク好きは、観光だけではなく、骨董店めぐりを楽しみに京都を訪れる人が多いのです。外国人の骨董マニアも多く、最近は、中国人観光客が、多数、骨董を買い求めているそう。

ミモロも骨董は、大好き…「現代のものにはない、デザインや細工などが、時を経た雰囲気が素敵…」と。
 
店内をあちこち見て回ります。陶器は、印判、古伊万里、九谷をはじめ、江戸末期の品が…。
また、ガラス製品など、洋食器系も素敵なものが…。
 

古い町家の骨董店は、それだけで、趣があります。これも京都ならでは…。
「古い趣の中で、品を見ると、なんかタイムトリップした感じ…」と…。

ミモロの興味は尽きません。
「これインテリアにするの?」
チェロやバイオリンもありました。

「あ、売れちゃったの~」店員さんが、小皿を包んでいます。


高価なものから、お手頃なものまで、いろいろあるのが骨董のお店の楽しさ。自分のお気に入りの品に出会う喜びは、たまりません。

現在、骨董店に並ぶ品は、江戸末期から昭和のものがほとんど…。時代を経ても、店に並ぶというのは、それだけデザインが美しかったり、細工がいいものなど、ある意味で、人を魅了する力のある、選ばれた品々といえるかも…。

さて、このお店では、さまざまな道具や着物などの買い取りを行っています。「お引越しや、建て替えなどで、家を整理するときに、お声をかけていただいたら、伺って、買い受けなどのご相談に乗らせていただきます」とお店の方。


「捨てるには惜しい…でも、家の中に置き場がなくて…」というものは、意外に多いもの。家宝とまでは言えなくて、でもなんか歴史あるものなど…。親からもらったけど、どうも自分の趣味に合わないでも、ゴミとしは捨てられない…フリーマーケットやインターネットに出品するのもめんどくさい…そんな思いをいている人はいませんか?

「押し入れの中、今度、覗いてみよう…」とミモロ。

持ち込みも可能で、その折りは、あらかじめ電話で連絡を…。

今やものを少なく、気に入ったものだけに囲まれて暮らしたい…という風潮が…。「家の中をお掃除すると運気がアップするんでしょ!」とミモロ。
さらに少子化が進む中、親から引き継いだ品々も、現金や不動産など以外は、実は子供世代の悩みに…。
「親が大切にしたものだから、残しておきたい…でも使わない…」さまざまな思いが交錯します。

「いつか使えるかも…」というのは、使わないってことだと、家の中の整理整頓を勧める本に書いてありました。

「自分が使わないものを、誰かに愛してもらうのも、物を大切にするひとつの方法かも・・・」と思うミモロです。


*「箒星」京都市中京区丸太町間之町下ル大津町668-4 電話075-748-1535 昼ごろから夜8時ごろまで営業、不定休 詳しくは、ホームページを…


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