7月25日は、銀閣寺や法然院がある鹿ケ谷「安楽寺」で、毎年中風まじない「鹿ケ谷カボチャ供養」が行われます。
中風は、現在は、脳血管障害の後遺症などをさす言葉で、手足のしびれ、言語障害など、現代人にとっても怖いもの。それを封じるために、ビタミン豊富なカボチャを食べて、夏の疲れを癒すのが、この「カボチャ供養」です。
「こんにちは~」とまずは、お寺の入口でカボチャ券込の拝観料500円を納めます。
「あ、ミモロちゃん、今年もお詣りにいらしたんですね~ようこそ~」と、お寺の皆様に温かく迎えられ、「は~い、カボチャ食べに来ました~」と元気にお返事。
まず、本堂のご本尊の阿弥陀如来さまに参拝します。
「お詣りが一番大切!」
ここ「安楽寺」は、以前にも詳しく説明したので、今回は、簡単に・・・
このお寺は、美しい女官鈴虫と松虫が、後鳥羽上皇が熊野詣で御所を離れたときに、仏の道に入るために、この寺に来て出家します。この事件が、浄土宗の大きな転機をもたらすなど、二人のお姫さまは想像もしてなかったことでしょう。
自分に許しもなく出家したことに激怒した後鳥羽上皇は、出家に導いたこの寺の住蓮上人と安楽上人を、斬首します。さらにその師である法然上人を讃岐に、親鸞上人を越後に流罪にします。その後、やっと都に戻った法然上人は、二人の僧の菩提を弔うと共に、荒れた寺を復興します。
「だから、お二人のお名前が、このお寺についてるんだ~」とミモロ。
境内には、鈴虫・松虫、そして住蓮上人・安楽上人の供養塔があります。
「カボチャ頂こうよ~」と、ミモロは、お庭に面した場所へ。
そこでカボチャの煮物をいただきます。「ほんのり甘くて美味しいね~」と目を細めるミモロです。
「あ、三田さん~カボチャ美味しくいただきました」と、ここでカボチャの煮付けのお世話などをなさっている、料理研究家の三田清美さん。「作ってるところ見学しますか?」と。「はい、お願いします~」
瓢箪型の鹿ケ谷カボチャは、京野菜のひとつ。収穫期は、夏です。
大きな釜で40分ほど煮付けて出来上がり、お持ち帰りもできます。
カボチャというと、冬の冬至にいただくイメージですが、このカボチャの食べごろは真夏。
ここだけでしか、味わえない「夏のカボチャ供養」なのです。
「本格的な暑さになりましたね~」とミモロは、お友達といっしょに庭をしばし眺めます。
「緑がキレイですね~」「ホント・・・」
しばし静かなひと時を過ごす二人です。
毎年訪れているミモロ。ここでは、お友達との再会も楽しみに・・・
他にも素敵なお友達にも会いました。
さて、今年から登場したのが、染めの袋にはいったお守りです。
「中にカボチャの種も入ってて、中風封じにご利益があるんだって~」とミモロ。
生活習慣病と言われる脳の血管障害、気を付けたいもの。
参拝を終わり、お寺の入口には、新鮮な野菜がいろいろ並ぶテントが。
「カボチャもあるよ~」と、う~家で煮つけられないからほかの野菜いただきましょ。ミモロは、万願寺とんがらしを買うことに。
梅雨が明け、厳しい暑さが京都にも・・・。お野菜たくさん食べて元気を維持したいミモロです。
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