「雨は天の恵み」
海野先生のノラニンジンの話は、カムイラビットの眼を覚まさせてくれました。自然に営まれる野の花たちは多くの方が見逃しているものが多いのですが、このノラニンジンにスポットを当て、見過ごしている物へ目を向けるきっかけを与えてくれました。
今日は北海道医療大学の漢方・薬学研究講座の第5回目で、里山観察会の最後に降りて来られた海野先生に出会いました。「また講演をお願いします」「講演の時の話のトーンが良くて人気でしたよ」などと、そこに同じく居たMさんも言います。「ネタが無くてね」と言われますが、「来年はしません」の講演の時の話に聴講者たちの「えー!」というガッカリの反応が今も頭に残っています。
ところで、ノラニンジンは同じような花の植物から区別方法は海野先生から教わりました。それは花の中心部の黒い点なのでした。ノラニンジンは襟裳岬に多い植物の印象でしたが、なんと気づいてみると札幌近郊にも結構多い植物なのですね。道端のあちこちで見られます。特に厚別川の堤防にはわんさと今咲いているのです。
★今日の薬学講座の行事を含め、昨日、一昨日と3日間行事に参加していましたので、二日もブログを休んでおりました。今日も里山めぐりで疲れて休むと、3日も休んしまうことになり、読者の方に申し訳ありませんので、今日はブログを発信することしました。
さあて表題の「雨は天の恵み」は、この時期よく朝方雨が降り、作物の育ちに程よいほどです。作物もすくすく育っています。秋まき大根も芽を出し、これからの成長に期待が膨らみます。
札幌郊外の農家さんでは、サラダ菜の出荷で朝早くから作業が行われています。出荷の作業の終わった畑では、二番手のサラダ菜の苗がすぐ植えられています。サラダ菜の二期作なのですね。
この時季の雨で我が家のキュウリも次から次に取れています。季節が季節なのか曲がったキュウリが多く、自家用にしかなりませんが・・・・。
雨の恵みは作物だけではありません。カメラを抱えて雨の中に飛び出すと、珍しい雰囲気の植物写真が撮れるから面白いのです。我が家の別荘(?)に植えられているヤマゴボウに雨粒がついて面白い写真が撮れました。雨の中の自然を体験してからこそ得られる作品が出来上がるのです。
園芸用に作られたツユクサにも雨粒がついて写真としては楽しめます。カメラも大事だけど、他人以上の作品を望むなら、雨の中でも、厳寒の中でもいとわず外に出て見ることです。
左が園芸種ツユクサ こちらは畑の中のツユクサ
医療大学のヤマゴボウはもうすでに黒くなっていて、我が家のと比べてみると里山は秋が深まってきているとわかります。わが別荘の今の庭の飾りはヤマゴボウとフェンネルの黄色の花です。
スイカの雌花
上二つがスイカの雌花
こちらがスイカの雄花 雌花・雄花の区別がつくでしょうか。