雪降る街 カムイラピットの楽園 こな雪 ぼた雪 あられ雪

けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

あんたは 雉なの

2015-08-28 22:54:08 | 草花

「あんたは 烏なの雉なの」

明日から支笏湖にキャンプに行きます。昨年買い入れたキャンプ用テントは一度も使用しないままでしたので、明日は使いはじめとなります。その準備もあって我が別荘(?)に午後向かいました。

その道々、道を横切っている電線に止まっている鳥は、「あれは烏だな?」と思いきや、「いや違う鳩ではないか」と確認したのです。この道は烏にいつも出会う場所なので、そう思ったのでした。さらに車を進めると、今度は道の真ん中にいる鳥が居ます。当然何時もいる烏と思ったのですが、見れば烏にしては小型すぎるのです。

「おいおい、道の真ん中に居ては車にひかれちゃうよ」と心の中で叫んでいると、実は烏ではないから逃げないのです。小型の鳥は雉の子供なのでした。もう5年も前に5羽もの子連れのメスの雉を別荘近くで見ているのですが、今日は偶然にも一羽の雉の子なのです。

雉の子はゆっくりと道脇のガードの上に止まり、こちらに目を向けています。車の通りもなかったので、こちらも車を止めてしばし観察です。連日カメラを持って出ていたのですが、今日は持たなくても良いかとでかけたので、写すカメラもなく、ただただ一人と一匹の対話です。しっかり見ようとさらに車を近づけると、ガードの上からさらりと降りて草むらに消えました。

別荘近くの畑などによく雉は来ていたのですが、この頃はキジの姿は見なくなりました。

その理由についていろいろ考えていましたが、どうやらこのごろよく見る(出る)キツネに雛が食べられるのが恐ろしく、雉が住み着かなくなったものと思われます。

今日の雉の子は一匹だけでしたので、キツネかカラスにより他は食べられてしまったのではないかと想像されるのでした。

もう何年かこの目で見ていない雉の子の姿に、出会えたことの満足感に今日は浸っております。