「感性を鍛えておこう」
人から「良い写真だね」と云われる作品の多くは、その場で一枚しかシャッターを切っていない時が多いのです。無意識にその場で思いかけず心に響いた風景であったに違いないのです。
出来るだけ多くの作品を見せていただき、多くの情景に出会っておくことが自分の感性を磨くことにつながるであろうと思うのです。
感性こそ無意識に作品の良さにつながっています。
撮影の時に意識過ぎると意外に作品が出来上がってみると「なんだ、これは今一ではないか」と思うことが多いのです。
意識過ぎ、意気込み過ぎは、良い事はありません。
大相撲が始まりましたが、琴奨菊が横綱に挑戦した場所は、散々な成績となってしまいました。優勝するぞと意識すぎたのでしょうね。今年のプロ野球日ハム大谷翔平はNHKテレビで今年は20勝と気負っていましたが、今までの成績は散々です。気負いが自分を駄目にしているのでしょう。
人生気負いはろくな結果を生みません。
相撲では明日一番全力で取り組みます。明日も頑張ります。野球では明日、全力で戦います。これが良いように思います。
精神分析学者のフロイトは、心には「意識」と「無意識」の分野あると主張しています。そうそう、無意識の中に多くが判断できるようになっているのが日頃の行動に役立つものと云えましょう、日ごろ鍛えておけば、無意識の中で良し悪しの判断ができるようになっていくというものでしょう。
写真も楽しんでその時を過ごす事、気負っていては良い作品になりません。
自然の中に身を置いて、その時その時を最大限に楽しむことが自分の作品ができるというものでしょうか。