「雨霧の滝近くの道でオニノヤガラに出会い、襟裳岬では強風の中での波の撮影 どれもが新鮮で心が躍りました」
今年は「雨霧の滝」(美深町)に二度も行くことが出来ました。
雪解け水のせいでしょうか、水の量が多く見事なまでの滝の様子です。
滝しぶきの中にエゾノリュウキンカが巨大に育ち、自然の不思議さを味わいます。
二度目に雨霧の滝に行くことが出来た時に出会った植物が、すっくと背伸びした「オニノヤガラ」でした。
オニノヤガラに出会えたのは、案内者が車を止めてその存在を教えてくださったからでした。
変わった植物の名ですが、「鬼の矢柄の様」だと名付けられたのだそうです。この植物との始めての出会いは新鮮で心浮き立つ思いでした。
いつも見る植物には悪いのですが、なかなか見る事が出来ない植物には新鮮で心が躍るのです。
オ二ノヤガラ 2016年7月24日撮影
自然探究者の中には余りにも珍しい物に出会うと心が舞い上がって何台ものカメラを持っている物だから、一台のカメラを忘れ、後で気づいてカメラを探し回る人もいると聞きます。
それだけに自然の魅力は人の心を虜にする物なのです。
カムイラビットはオニノヤガラには生まれ初めての出会いでした。
美深町などの山奥にしかいないものと思っていましたら、藻岩山の自然をカメラで追っている人と話していましたら「藻岩山でもオニノヤガラを見ましたよ」とのこと、自然の残っているところにはある植物らしいのです。
新しい植物との出会いに心躍りますが、強風の中での襟裳岬の荒波を撮影した時も心が大満足でした。人が体験できない自然は魅力満杯なものがあるのです。