石狩市「浜益町毘砂別(びしやべつ)」にある「千本ナラ」はナラの巨木が三本。
見事なまでのナラの巨木なのです。
「千本ナラ」の名称から想像するに、多くのナラの木が繁茂している場所と想像されるのですが、何とそのナラの木の本数は「巨木が三本」なのです。
その巨木の三本の中の真ん中の一本が、今年の台風の強風で倒れたのです。
今年の夏にアイヌ語地名研究会の地名探訪の下見に出向いた折、三本とも元気でしたが、樹木も歳には勝てないという事なのでしょう。
この巨木を見る人たちはその大きさに驚きを隠せません。
幹にはしめ縄が巻かれ、御飯をすくうからから転じて、悩みを救うとして「しゃもじ」に願い事を書いて、差し込んでいく人が多いのです。
巨木は心を救う神が宿ると信仰されるまでになっています。
「支柱を立てて守られてきたのですが、残念」です。他の二本も今後何らかの対処が必要となってきています。
2000年に林野庁が「森の巨人たち100選」という指定があり、その中に「千本ナラ」が選ばれています。