宮島沼 一番多いマガンの飛来は6万5千羽。
いつ「宮島沼」(空知管内美唄市)に雁を見に行くか、迷う事数日が経ちました。ようやく行く気になったのは、19日(土)の雲ひとつない素晴らしい日でした。せっかく雁を見に行くのだから夕日の綺麗な日に行きたいとしていましたが、この日だけは見事な快晴の日で最高でした。
宮島沼のサンクチュアリーに北海道医療大学の裏山の春早々の植物を見学したあと、夕方4時半過ぎに沼に着きました。もうすでにカメラを抱えた人で賑わっており、この季節、宮島沼は人気のスポットとなっているのです。まだ雁は戻ってきていません。
夕日に映えてガンが帰って来る時刻がカメラマンの狙いどころで、その時間にはカメラの連写の音でおそれいります。多くが連写出来るカメラを持っているのです。
女性も結構高そうなカメラを抱えています。望遠カメラで撮らないと他人に負けてしまう(?)のでしょう。大きなカメラを抱えているのです。
いざ雁が沼に帰ってくるとの時には、弓なりとなり、一直線となり、への字になりと規則正しく美しいのです。何度見ても美しく、面白いのです。宮島沼の上に来ると雁の編隊が急に崩れ、美しさがなくなります。待ちに待ってシャッターを切ったのに写真になっていません。
一度に千羽程(?)の群れとなって戻って来た時は、見物客の中から歓声が上がります。鳥は暗くなると目が見えないなどと言われますが、ガンは薄暗い中でも群れをなして沼に戻って来ます。
外気は、この季節寒く、カメラを持つ素手の手は冷たく凍えがちになります。カムイラピットも陽が落ちた後は薄暗くなり、雁の写真にならず、少し薄暗くなった時点で引き上げることにしました。
撮影に来ていた人は大半が札幌から来ている人ですが、中にはさらに遠くから来ている人もいるのです。宮島沼のマガンの飛来は全道的に、いや全国的に人に知られるところです。
このマガンは、年に春と秋に二度宮島沼にやって来ます。近くの田んぼで落ち穂を食べて栄養を蓄え(付け)、カムチャッカ半島の方に4月下旬から5月初旬に飛び立っていきます。
帰路は宮島沼を夜7ごろに出て、札幌には8時半ころ家に戻ったのでした。
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