大都会の無電柱化率
カムイラビットの現役時代、「宝塚」は「宝塚歌劇の街で、電線の無い街なのですよ」などと生徒に教えていました。、もう50年も前のことになるでしょうか。大変先進的な町として宝塚を紹介していたのでした。
良く風景写真を撮りますが、その時は電線を避けて撮るようにしています。電線は風景にどうも合わないような気がするからです。道内では道を走る車が後部をへこませて走っていますが、車バックの時(特に冬季間に)に電柱にぶつけることもたたあるからでしょうか。
あれから50年、さぞかし日本国内から電柱・電線は無くなったのでしょうか。
電柱や電線が設置されていない道路の割合を「無電柱化率」と言うのですが、驚くことに日本はまったく進んでいないようです。
おもな都市では、東京23区が7%、大阪5%、京都市2%で、全国平均となると1%に過ぎないというのです。これに対しロンドンやパリでは100%で、日本は無電柱化率は大変遅れを取っています。
札幌市東区の住宅街、電柱・電線が張りめぐらされています
近隣の外国の都市でもソウル46%、北京で34%とか、それもその差は開きつつある様です。
さぞかし無電柱化率が進んでいると思いきや、むかしそのままなのに驚いています。電線地下化は地上に較べて費用が10倍かかる事が課題になっています。電線の地中化がすすめば、歩行空間の確保で、バアフリー化が進み、災害時に電柱が倒壊し救助の障害にならないどの利点があるのです。
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