「カムイラビット 北海道の山野草 (7)」
「ヤドリギ」 木に寄生し生活
ヤドリギの目立つ季節は春先の硬雪(かたゆき)のできる2月です。
木の葉が落ちてヤドリギがはっきり確認できます。
硬雪の上を進んでいくと 鳥の巣の様なものが高い木の枝にみつかります。
ヤドリギを身近に見ようと見上げますが 手が届きません。
折れた木の枝を拾い下からヤドリギに向けて飛ばし 何とかヤドリギの一部を拾いました。これは私の小学校時代の話です。
ヤドリギにはこの季節まだ実が付いています。黄色の実でした。実は黄色と赤い実とがあります。
木の枝にびっしり鳥の巣状の塊をることがあります。
名前がヤドリギと言われるように木の成木に寄生し養分を横取りして生活している植物なので、植物の中でも図々しい部類です。
鳥の中にも托卵して自分で子を育てない鳥もいますが、植物の中にも他の木の養分を吸い横取りはて平然と生活しているはヤドリギです。
ある時、古物の品物を売っている「隠れ家」という店に入りましたら なんとヤドリギが半乾燥して売られていました。
野歩きしない方にとっては珍品と思うのでしょう。
ヤドリギの実は鳥の胃の中を通り過ぎても特にねばねばしていて、鳥たちがついばんで糞をするときに種は木の枝にねばりついてその枝にヤドリギが根付くのです。
一度ヤドリギが見られる様になると年々やヤドリギの数が増えていきます。
新冠の代官山の森で見事にヤドリギの木が出来ている場所を見たことがあります。
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