「日本も人口減」で苦しくなっている。
人口減少に歯止めがかからなくなり、田舎の地では「限界集落」の言葉さえ生まれてしまいました。地方都市もこれから先、働き手のない苦しい状況に陥っていきます。小樽や釧路ではこの人口減少の対策として、苦肉の策としてカジノの設置を願い出るはめになっています。
地方の人口減少に対応すべく政府は「地方創成」なる行政も立ちあげられました。村おこしに創意工夫した村には財政援助を行うそうですが、今やどの村も人口減少に歯止めをかけるべく努力に努力しているのです。工夫する自治体、どの町も何とかしなければと四苦八苦しているのです。
奇抜な事が出来る一部の自治体にのみに財政援助するという政策は、これで良いというのでしょうか?、これでは「限界集落」が多くなるばかりです。
※ {限界集落}(げんかいしゅうらく) 過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって、冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難となっている集落を指します。やがて集落は消滅に向かうとされています。
前に竹下首相じだいでしたでしょうか、各自治体に画一的に1億円を給付した時代がありましたが、その方が各自治体の活性化につながったのではないかと思われるのです。一部だけが活性化しても地方の人口減はおさまりません。人口減で大半の都市の存続がおびやんされる大変な時代になりました。
もう一つ日本には大きな問題が残っています。人口減少と言うものに歯止めをかけようと、子育て支援の対策が云々されていますが、産めよ増やせよとただ唱えられてもそうはいきません。施設をつくりますよ、子育てのお金を援助しますよ。それで、結婚して子供を産んで下さいとはね。今の時代はそう簡単にはいかないのです。
子供は将来高校で終わらせる時代ではなく、大学にも行かさなければなりません。子供教育のその後の保障がないのです。
若者たちの生活基盤を作り上げないで、何が子育て支援なのか、若者たちが正社員として採用され、生活が十分成り立てば、結婚も出来るし子供も育てる気持ちになり、町は潤うのです。
いつも思うのですが、派遣社員の多い時代ではひとり暮らしの独身者が多くなるばかりで、相手の経済が成り立たなくては結婚はできません。親も「結婚しなさい」とは言えないのです。
政策として一人の人が子供を産む数を1.8人にと言われていますが、独身女性がこう多くなっては、その数字も夢のその夢といえるといえましょう。
財産の少数の上層部と大半の下層部の人になっている現在では、子供を生み子供を育てる気さえなくなるというものです。
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