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けっぱれラピット、どろ亀さんに負けるな。ウサギとカメとの競走です。随想、旅行記、日記など、雪の降る街からのお便りです。

オホーツク 懐かし 昭和初期

2013-02-25 07:42:04 | 地理
NHKの番組で「懐かしのオホーツク」という放送が先日ありました。白黒画面の昭和10~30年代のむかしの映像で、カムイラビットにとっても懐かしいものでした。、
大正10年の「網走」の映像では木材の集散地となり港に集められている姿が、また大クジラの解体現場が映し出されていました。子供の時、昭和25年頃網走につれていってもらい、クジラの解体の現場を見たことのある私は、当時のことを懐かしく思い出しました。貴重なフィルムです。
また、昭和10年代の「津別町」の木材運搬が映し出され、バチバチに積まれて運び出される運搬の姿は、当時馬が最大の動力であるのがわかります。解説していた講談師の神田山陽さんもバチバチのことには触れておらず、今の若い人たちには分からない馬橇になっていたのだと思いました。
他に「常呂町」の帆立の水揚げの風景や、「知床半島」の姿、昭和10年代の「美幌町」のデパート(全道でも草分け)の大賑わいの姿。「紋別市」のスケソウダラ、ニシン漁の様子にも目を見張りました。紋別でも昭和初期にはニシンが当時群来(くき)ていたのだと確認できました。紋別市に2年ほど住んで居たことがあるので、文献では紋別市のニシン漁の群来については知っていたのですが、記録映画として見たのは初めてです。
次に、カムイラビットが長年先輩の横平氏と調査に入っていた「鴻ノ舞金山」の様子の映像もあり、よく残っていた画像で、調査に入っていた当時のことを思いだしました。隆盛当時、鴻ノ舞(こうのまい)には1万3千余人もの人が住んでいましたが、今では町はなくなりました。住む人もいなくなりました。
上藻別駅逓保存に力を注いでおり、鴻ノ舞金山資料保存に仲間と取り組んでおられる小玉さんの姿も出ていましたので、懐かしかったので、早速お電話しました。
今回の放送は30分ほどの番組でしたが、むかしを思い出させる良い内容の番組であったと思います。もう一度放送されることを望んでいます。

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