「雪ばんば背につけ猫の戻りくる(後藤明美・札幌)」
雪虫を見た人は 「自然派」。雪虫を見なかった人は「都会派」。などと勝手に定義づけました。
貴方は自然派、都会派のどちら派ですか。
今年は秋の肝心なところで隔離生活を余儀なくされて、ようやく11月に入って解放され、家の周りで1匹の「雪虫」を見る事ができました。一匹でしたが感動しましたね。
今年もかろうじて、私は自然派の仲間入りです。例年は幾匹も幾匹も雪虫を見ていたのに、今年は寂しい秋となりました。
かって訪れた夕張の滝の名勝地で飛んでいた雪虫たちには感動しましたね。紅葉観賞の季節でした。
ところで「雪ばんば」とはまったく使った言葉ではありませんでした。
冒頭の雪ばんばの俳句は、道新「日曜文芸」(2020.11.29)、橋本義夫選によるものですが、「雪ばんば」は雪虫のことというのです。
「雪ばんば」は雪虫、綿虫の俗称。外から帰って来た猫の背中に渡虫がついていたので、初雪が近いことを知る。
飼い猫の温みと対照的に初冬の寒さを実感。(橋本義雄評)
雪虫を題に俳句を作るのもよろしいでしょう。
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