
松本城を含めて、日本のお城といえば三角形の屋根が沢山ついているのが特徴ですが、この三角形をした合掌形の屋根部分は破風(はふ)と呼ばれています。
城郭建築における破風は見栄えを良くするための飾りというだけではなく、同じ重の壁よりも前方に出ているため、地上部分への視野面積が広く、敵の動きをより良く知ることができるという実戦に則した効果もあります。
松本城大天守は五重六階となっています。
破風は五重南北に入母屋破風、四重南北に唐破風、三重東西に千鳥破風、二重南に千鳥破風があります。
現存する大天守の千鳥破風は三箇所につけられていますが、建築当初は八箇所に千鳥破風がつけられていたと考えられているそうです。
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