mt77のblog

信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

出土した七夕人形

2008-08-11 | 松本の話題・情報


中央二丁目の藤森病院敷地内から出土した木製の「七夕人形」の写真が松本博物館に展示されていました。
人形の大きさは写真の目盛が参考になりますが、高さ8Cm 幅3Cm 厚さ3Cm程ということで、地下1m程の所から出土したそうです。
良く腐らずに残っていたものです。

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4 コメント

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久保の家様 (mt77)
2008-08-15 16:39:28
600年代後半に高井野地域が藤原京との繋がりがあった証拠ですね。
木簡が腐らずに残る事もすごいことなのですが、墨書された文字が残っていることも不思議です。
文字が見えなくとも赤外線を当てると文字が浮かび上がるものもあるように聞いた記憶があります。

翻って、現在の電子媒体による情報は1000年後に残っているのでしょうか。
疑問ですね。
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藤原京の遺跡から (久保の家)
2008-08-15 08:41:53
発見された「高井郡大黄」「十五斤」と書かれた木簡は、市川健夫先生によれば、荷札として荷物と一緒に都まで送られ、いらなくなったので都の溝に捨てられものが発掘されたのだそうです。
溝の中だったので腐らずに残っていたようです。
空気に触れなかったのがいいんでしょうね。
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久保の家 様 (mt77)
2008-08-13 07:28:15
木材の中の水をアルコールで置換するという方法があるのですね。
初めて知りました。

この人形は掘り出された地層から、年代が推定できるので貴重との事でした。
松本市立博物館には重要有形民俗文化財として保存されている七夕人形が沢山ありますが、いずれも旧家に伝承されて来ていたもので、年代の特定が難しいものが多いとの事を聞いた記憶があります。

よく地中の中で腐らずに残ってくれていたものだと思います。
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遺跡に (久保の家)
2008-08-12 23:01:22
埋まっていた木簡などの木材は、湿った状態の方が腐らないで長く原型を保っていますが、掘り出されて乾燥するとすぐ風化してボロボロになってしまうそうです。
このため、掘り出した木材中の水分を高級アルコールと置換することによって保存処理する方法があるそうです。
この七夕人形がどのようにして保存されるのか、ちょっと興味があります。
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