
「そう」は「言う」の意。
例文1
「そった ぞ」=「言ったぞ」
「そった んね」=「言いましたよ」
「うそ そった」=「嘘を言った」
「そった だろう」=「言っただろう」
「どう そった もん か」=「どのように言ったものだろう」
「そんな こん そえた ぎり か」=「そんな事が言えた義理か」
「おれ の そう こん だまって きけ」=「俺の言う事を黙って聞け」
「この こん は まえ にも そった よな」=「この事は前にも言ったよな」
「そんな はっきり わかる いやみ そわ なんどくれや」=「そんなはっきりとわかるいやみを言わないでください」
「あいつ おめー の こん きれー だって そって た ぞ」=「あいつがお前の事を嫌いだと言っていたよ」
「いいか この こん は ひと に は ぜったい そう な よ」=「よいか この事は余所の人には絶対言うなよ」
「きこえ なん だで でけー こえ で もいちど そって おくりや」=「聞こえなかったので大きな声でもう一度言ってください」
「なにょ そってるか わからんで もっと でけー こえ で そっとくりや」=「何を言っているのか分からないからもっと大きな声で言ってください」
「あいつ にゃー なに そって も むだ だわー。 うま の みみ に ねんぶつ どー」=「あいつには何を言っても無駄です。 馬の耳に念仏ですよ」
例文2
※織田信長と豊臣秀吉と徳川家康は幼馴染と言う仮定での会話
例文2の標準語(?)訳
豊臣秀吉 「織田信長さん 徳川家康さんが織田信長さんがテストで100点をとったと言いましたが本当ですか。」
織田信長 「徳川家康さんも口が軽いですね。
徳川家康さんが言ったように理科のテストで100点をとってしまったのですよ。
まぐれですね。」
私は“ほんとかい?”もしくは“ふんとかい?”だと思います。
「ふんとかい」も使っていました。
松本弁とはいっても限られた地区でしか使われていないものも沢山あるような気がします。
「ほんまかい」は「ほんま」と「かい」が合わさった言葉だと想像しています。
「本当」と「ですか」で「本当ですか」となるのだと思います。
またいろいろお教えいただければありがたいです。
「ふんとかね」となると少し丁寧な感じで、ちょっと目上の人や知らない人にも使っていると思います。
秀吉が信長に話すなら「ふんとかね」で、少し尻下がりのイントネーションでさらに丁寧なニュアンスかと。
松本市内でも、東と西ではかなりちがいますね。mt77さんのネイティブの発音で聞いてみたいです。
分かりませんでした。
私の時代には、松本弁の拡散には小学校の存在が大きかったと思います。
学区で似たような言葉でもちょっとイントネーションが違ったりとかがあったのではないかと思います。
「ふんとかい」は小学生時代はよく使っていましたが、中学時代は他の学区の生徒と一緒になりましたので「ほんまかい」や「ほんま?」を使うようになっていました。
松本弁、いろいろありますが、若者にはあまり伝わっていっていないですね。
消え去る運命の松本弁です。
方言を考えると大阪は特殊な町ですね。
小さな子どもでも大阪弁を使ってますし、テレビでも関東の人が嫌悪感を丸出しするように大阪弁が氾濫してますし。
大阪人のしつこさからして方言は多少形が変わっても残っていくような気がします。
松本弁を使うとダサイということなのかもしれません。
連続テレビ小説おひさまの舞台は安曇野市や松本市ですが、番組の中で役者が話す松本弁はとってつけたような松本弁で、ちょっと発音が違うだろうなどと思ってみています。
発する松本弁の抑揚なども含めての松本弁なのだと感じています。
大阪の方は、大阪弁を使うことで地区の人とのつながりを感じ、大阪で生活している事に誇りを感じているのだと思います。