しなしなの記録

 しなしなの趣味の記録です。洋楽カラオケ、郵便局訪問、川、猫など

茨戸川の冬の風物詩 ワカサギ釣り

2010-02-20 08:25:24 | Weblog
 札幌市北部と石狩市、当別町を分けているのは、茨戸川です。延長が20.2km、川幅は約200mもあります。旧石狩川であり、三日月湖になっています。上部湖盆、中部湖盆、下部湖盆で形成されています。この茨戸川は旧石狩川にショートカット(捷水路建設)を行ったことによって創られました。石狩川はイ・シカラ・ペツ(非常に曲がりくねった川)の名のとおり、蛇行が激しことから、洪水が多く発生しました。捷水路の建設はこの洪水を防ぐためです。昭和6年に生振捷水路により、中部湖盆と下部湖盆が、昭和8年の当別捷水路の完成により、上部湖盆が生まれました。
 茨戸川では、夏の風物詩はボート競技であり、冬は氷に穴を開けて釣る、ワカサギ釣りです。トップの写真には橋が写っていることで、川の中であることがわかると思います。
 川の中に多くのテントが張られています。



 このテントの中で寒さを防ぎ、釣っています。もちろん暖も取っています。外で釣っている人も多くいます。



 茨戸川には内水面の漁業権が設定されています。石狩漁協と江別漁協が取得しています。ワカサギの養殖も行われています。したがって、本当は茨戸川で釣りをすることは密漁になってしまいますが、両漁協とも大らかな気持ちで見てくれています。漁協の方にお話を伺ったことがあります。茨戸川は延長が長く、面積も大きいことから管理できない。また、あの程度しか釣れないのであれば、我々の漁業には支障ないとのことでした。このため、ワカサギ釣りが茨戸川の冬の風物詩になっています。

 この場所は北西からの風が非常に冷たく、強く吹くところです。写真を撮るため、手袋を着けない(北海道弁では、手袋を履かない)私の手はみるみるうちに冷え、かじかんで感覚が無くなります。こういう場所だからこそ、川が凍って、氷が厚くなり、川の中でワカサギ釣りができます。
 茨戸川にはこうした釣りスポットが3箇所ほどあります。
コメント
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