昨年の7月5日、私は、新潟県の長岡市、山形県の鶴岡市、秋田県の男鹿市などの郵便局を訪問するため、急行はまなすに札幌駅から乗りました。乗ってすぐに、買ってきた千歳鶴の銚子壜をいただきました。

「千歳鶴」を醸造する「日本清酒㈱」は、私の住む札幌市に有ります。昭和40年代までは、札幌には、ほかに2社、酒造メーカー(中川酒造、合同酒造)が有ったのですが、現在はこの日本清酒㈱だけです。

1872年(明治5年)に石川県能登から来た、柴田與次右衛門が、創成川のほとりに開いた「柴田酒造店」がルーツです。1897年(明治30年)に同業者を束ねて、札幌酒造合名会社を設立。1924年(大正13年)に札幌酒造㈱となり、政府の要請から、8企業が合同し、1928年(昭和3年)に日本清酒㈱となりました。
先日の札幌、大通公園でのオータムフェストでも千歳鶴を飲みましたが、千歳鶴には、独特の味があると思います。

日本清酒㈱は日本酒だけでなく、余市葡萄醸造所でワインを、「寿みそ」の名で味噌も醸造しています。