園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

青臭い話

2010-07-06 18:48:07 | 日記
園長です。
 最近、この地方では青臭いかまりがします。青臭いと言っても「若者」の匂いではありません。「クリ」の花粉の匂いです。栗の花粉は白くて毛むくじゃらです。どこがどうなってあんなとげとげのいがぐりになるのでしょうか。犬の散歩をしながら山道を歩くといろんな青臭いにおいがしますが、この栗の花粉の匂いは具合が悪くなるような、強烈なかまりです。蜂や蝶を誘うだけではなさそうです。きっと企業秘密的な栗の魂胆があるに違いありません。青臭いと言えば、テレビのCMで面白いものを見ました。生命保険のCMだと思いましたが、いいおっさんがスキップしながら「私には、夢がある。希望がある。持病もある。」と歌を歌うやつです。折りしも、ワールドカップ南アフリカ大会で大活躍した本田選手が母校の星陵高校で「夢を持て、希望を持て、あきらめるな」と後輩たちに講演をした、というニュースの後に見たので、妻と私は大笑い。お馴染みの60台の男性俳優が歌っているのですが、最近にないヒットだと思います。50歳、60歳ともなれば、夢も希望も小さくなり、現実の厳しさに尻尾を巻くことが多くなりますが、それでも希望や夢は大事です。熱い心を持ち続けるにも高い目標があったほうが良いのです。ただ、持病も抱えることが多くなります。腰痛、心臓病、高血圧・・・最近私たちの年代で多いのは「痛風」、「高尿酸値」そして「水虫」です。痛風はビールの飲みすぎが原因です。特にワールドカップを見ながらのビールは最高でした。何かに熱中することは大事なのです。時には自分の年齢、体調を顧みず、没頭することもは必要だと思います。ただ、いつまでも昔の自分ではないことに気をつけましょう。10年くらい前、こども達とプールで水遊びをした時、昔の体力のつもりでいきなり泳いだら、腕と太ももが一度に「こむらがえし」を起こし、危うく溺れそうな時がありました。また、自分では力強く走っているつもりでも、よたよた、おたおたしているそうに見えるようです。私たちの年代は複雑です。若くもあり、そうでもない。期待されても実力に自信がない。そうかと言って期待されなければ面白くない・・・。老人性頑固親父症候群とでもいいましょうか。とにかくそれが持病のようになっているのが、我々50代の悩みです。良い持病を持ちたいものです。
コメント
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