園長です。
長い連休もやっと終わり、一息ついています。お休みのときは体も心も休めるものなのですが、今年の我が家は、少し事情が違いました。我が家は基本的に6人家族だったのですが、今回は一時的に9人家族になってしまい、てんやわんやの状態でした。一番の大変なことは長女に3番目の子どもが生まれたこと。それにともなう2人の孫が母親争奪合戦になり、子育てが終わり一安心と思っていた私達、じじ・ばばの出番が多くなったことでした。我が家は女の子4人姉妹なので、人手は足りているのになかなか静かになりません。そうこうしている内に、妻(ばあば)の具合が悪くなり、さらに混乱が続いたのでした。それでも、3人の姉妹が協力して孫達の面倒を見てくれました。私は、主に運転手とお金支払い係を担当しました。連休前半は、浅虫水族館に行き、帰りは八甲田の雪の回廊を見ました。霧に咽ぶ5メートルの雪の回廊は見ごたえがありました。それでも新緑のブナの若葉が少しだけ姿を現し、これから始まる「山もみじ」を連想させました。萱の茶屋で「1杯飲むと1年、2杯飲むと2年寿命が延び、3杯飲むと死ぬまで生きる」と言われる「長寿の茶」をやかんごと飲み、長寿を確約してから「もや蕎麦」なるぱさぱさした蕎麦をいただき下山したのでした。
連休後半になっても妻の熱は下がらず、再びジイジの出番。新郷村の「かつらな峡」という釣堀に行ってきました。我が家の子ども達が小さかった頃来ただけだったので、もう15年くらい前に来た以来です。100円でえさ付きの竹ざおを借りて、岩魚の池へ。あたりを見るとにじますの池では40センチくらいの虹鱒がバンバン釣れていました。今の時期は断然「岩魚」の方がおいしいのです。孫は初めての釣りで、大きい方が良かったらしいのですが、ここはジイジの言うことをきくべし。岩魚も30センチ近くに育っており、孫も釣り上げるのに大苦戦。それでも25~35センチクラスの丸々と太った岩魚を7匹ゲットしました。1匹はその場でから揚げにしてもらい、残りは持ち帰りです。うちへ帰り、一番大きい岩魚は刺身で、その他は塩焼きにしました。岩魚は「鮭科」なので刺身がおいしいのです。とろけるような食感で、まるでトロを食べているようでした。孫達は大きな岩魚の塩焼きをやっとの思いで半身を食べたようでした。残りは3番目の娘の胃袋に直行です。なかなか都会ではできない体験をした孫でしたが、次の日は「魚は嫌い」といっていました。少し無理をしていたようです。
最終日のこどもの日は、午前中雨だったので、「昼寝」を決め込んでいましたが、午後から快晴になり、急遽「こどもの国」へ行くことになりましたが、子どもの国は大入り満員で、駐車場は入れない車で大渋滞。これは仕方がないので、ドライブを兼ねて、「大野道の駅」まで行くことにしました。こちらも大賑わいで、駐車場は満杯でしたが、路肩にやっととめて、中へ入りました。「竹とんぼ」を作り、飛ばしたり、ステージでの生演奏を聞きながら、豆腐田楽と焼き鳥を食べ、動物舎へ。2人の孫達はウサギを追いかけ大はしゃぎ。逃げているウサギを追いかけている内は良かったのですが、向かってくるウサギには悲鳴を上げて逃げていました。孫達が4番目の娘と遊ぶ姿を見ながら「これが幸せなのかなあ」と思ってしまいました。その後、その思いは無残に打ちのめされた孫達の行動でしたが、聞き分けのない子どもの方が将来逞しく育つと言うことなので、そちらに期待しようと思っています。とにかく連休が終わり、ほっと一息ついているジイジです。