園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

悲しい出来事

2011-05-10 17:59:10 | 日記

園長です。

 訃報が届きました。連休明けの月曜日の朝、卒園児のおじいさんが亡くなりました。6人の孫が保育園に通いました。最初の孫が卒園した時、「保育園のあいさつ運動に役立ててください。」と、タスキを10本いただきました。それまでは、保育士が白い紙に赤い字で「あいさつ運動」と書いたタスキを使っていたのですが、いまいち子どもたちのノリが良くありませんでした。黄色地に緑で「あいさつ運動」と書かれた少し小さめのタスキは子どもたちの心を射止め、このタスキがしたくてお当番になりたい子が急増しました。長坂保育園の保育目標である「あいさつが出来る子」の推進に大きな役割を果たした志でした。今でも毎日玄関で子どもたちの大きな「お早うございます」の声が響いています。

 また、この方は地元町内の「交通安全委員」の役員で、保育園にも交通少年団達を引き連れ交通安全教室を開催してくれました。保育園の卒園児たちも参加していてとても楽しいひと時を過ごしたものでした。昨年も連合町内会の交通安全委員と一緒に交通安全の話や紙芝居を見せに来てくれました。保育園には無くてはならない存在のかたでした。孫たちの応援はもとより、保育園の行事には率先して協力してくれたかけがえのない人でした。運動会が雨で中止になった時も朝早くから園庭にきて整備の手伝いをしてくれました。笑顔が優しく、いつも微笑んでいるようなひとでした。小学校の横断歩道でも毎朝制服を着て指導していました。子どもたちにも気さくに声をかけてくれ、町内の子どもたちはみんなが知っている人でした。

 私が町内や小学校の会合に行くと、いつも一番先に「園長さん、いつもお世話になっています。」とあいさつしていただき、私にとっても大事な人でした。最近耳が遠くなったと聞いていましたが、亡くなる前の土曜日にお会いした時は、そんなそぶりもなく、ご夫妻とたわいもない話をしました。どちらかと言えば喋りは奥さんに任せて、後方でにこにこしながら時折話に割り込むという感じでした。

 今まで本当にありがとうございました。まだまだ元気で頑張ってほしかったのですが仕方がありません。あなたが保育園に残してくれた功績は本当に大きいものがありました。これまでの協力に深く深く感謝申し上げます。どうぞ安らかにお眠りください。そしてこれからも天国から子どもたちをお見守りください。   合掌

コメント
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