園長です。
東京では記録的な大雪になり、交通機関は大いに混乱したようです。ニュースは何十年ぶりかの大雪の様子を伝えていました。25センチの雪で日常生活がストップしてしまう大都会東京。先日12日に東京へ行ってきたばかりの園長もびっくりでした。思い起こせば43年前、私が東京で大学受験をした時も大雪でした。3泊で3校受験したのですが、あさから交通機関が大混乱。開始時間が1時間遅れました。都会の人は雪でも「靴」を履くので、滑って転ぶ姿があちこちで見られました。私は転びはしませんでしたが、受験に滑ってしまいました。雪が降らなかった日に受けた滑り止めの大学には何とか合格し、浪人という憂き目はみずに済んだのでした。その東京からの帰りがまたすごかったのを思い出しました。兄と上野駅から4時間遅れの「急行十和田」に乗り、14時間くらいかけて八戸に着いたのでした。当時は新幹線もなく、特急はつかりもなかったように記憶しています。とにかく東京は大都会だがとても「遠いところ」と感じました。その後東京の大学に入学し、1年に何回も東京都八戸を往復しましたが、特急で8時間、急行で10時間の距離は、いろんな思い出を作ってくれました。今は新幹線で3時間で着く東京ですが、夜行寝台(お金に余裕があったとき)でガタンゴトンと揺られながら自分を見つめる時間はとても貴重でした。ああ、あれが私の青春だったのだと今思います。
さて、大都会での大雪に驚きながらも、八戸での降雪を心配していたのですが、さすが八戸、2センチくらいで済みました。今年は除雪をするくらいの雪が降らないのでとても助かっています。でも八戸の雪はこれからが本番。2月、3月の「どか雪」や3月の彼岸辺りに降る「彼岸ジャラク」という雪は、とても厄介です。下手をすると入学式の辺りにも大雪が降ることもあります。それまで体調管理をしっかりして、雪かきに備えたいと思います。
保育園の園庭は今、一部工事中です。子どもたちは工事のおじさんたちと協議しながら、邪魔にならないよう雪遊びをしています。なかなか雪が積もらないので子どもたちは不満のようですが、それでも工夫しながら「雪だるま」を作っていました。雪が降って嬉しいのは犬と子どもです。猫と大人はストーブで決あぶりをしながら子どもたちが雪の中で歓声を上げるのを目を細めて眺めています。指導監査も終わり、いよいよ年度末、年度初めの準備にかかる時期になりました。いつまで子どもたちの様子を眺めることができるか不明ですが、仕事から離れて子どもたちを見ていると、ひとりひとりの成長が良く見えます。たまに子供の名前が出てこない子もいますが、目と目が合えばにっこり・・・。以心伝心で心は伝わります。明日はどんな顔を見せてくれるのか楽しみです。でも、ここしばらくは「史上最強の寒波」が襲来とのこと、マイナス10度でも元気に笑えるよう、体力作りも怠りなく準備したいと思います。