園長です。
5月20日に改築工事が完了し、各種手続きが一段落しました。厳密には来週の月曜日に不足書類を八戸市へ提出すればとりあえず、「果報は寝て待て」状態になります。いや~あ長かった。例年だと5月になれば年度終了、年度初めの提出書類などさっさと片付けてしまうのですが、今年は、いらない役目が付いたおかげで仕事がはかどらず、自分の仕事を後回しにしていた付けが最後まで響き、このような状態になってしまいました。
先日、6月16日に久しぶりの休日があり、山へ「ワラビ採り」に行ってきました。前日の土曜日に雨が降ったので、ちょうど良い状態のワラビが大量に採れました。行き先は秋田県に近い田子町でした。ここは中学2年の時、学校で「キャンプ」に行ったところです。「白萩平」と呼ばれるこの一帯は、牧草が辺り一面広がっており、その端っこに「ふき」や「わらび」が大量に発生するのです。毎年言っているのですが、今年が最高でした。一緒に行った妻も、袋いっぱいに詰め込んで喜んでいました。大きめの買い物袋に4個分採り、車まで運ぶのに苦労しました。休み休み言ったのですが、手も足もくたくたにしびれてしまいました。そこで飲んだポカリスエットのおいしかったこと・・・。何かをやり遂げた後の充実感があふれていました。家へ帰ってから、バケツ、たらいを総動員して「あく抜き」をしたのですが、それでも処理しきれず、隣近所へ配って回りました。その日の夕餉には「ワラビのお浸し」がでんと鎮座し、思いっきり春の味覚を堪能しました。
話は変わります。先日、八戸市の資産税課の職員が保育園の調査をしに来ました。一通り園舎、園庭を見て回り、固定資産の説明と非課税の手続きの仕方を教わりました。二人来た職員のうちの一人が、保育園の玄関を見て、「八戸市の花壇コンクールに応募しませんか。」と言いだし、いろいろ説明をしてくれました。まだできたばかりで花壇にも花がない状態だったので「そのうち・・・」と答えたら、「ここは絶対賞に入ります。」と力強い発言。「なぜ」と聞くと、「参加者が少ないので応募すれば確実に何かの賞がもらえます。」と言う。保育士をそそのかし、保護者も動員して保育参加日に「花壇つくり」をしてもらい、急きょ応募となりました。写真も3枚くらい添付したのですが、やはり「まだ早い」という感じでしたが、応募して1週間くらいして応募締切日が過ぎたころ、市から電話がありました。「応募ありがとうございました。まだ花が少ないようなので花の苗を差し上げたいのですが、どうしますか?」というものでした。いただけるものは何でもいただきたい・・・。「欲しい」と言うと。「すぐに送ります。」という。3日後に小さいポットに入れられたかわいい花が業者から送られてきた。その数約80鉢。ほんとにみすぼらしい花壇に見えたようです。今、この花を花壇に植える作業をしていますが、全部植えるとすごいボリュウムになりそうです。花壇コンクールの結果は9月過ぎだそうですが、もう十分に「最優秀賞」をいただいた気分になっています。たまには人の話に乗ってみるのも悪くないようです。今度はどんなコンクールに応募しようか考え中です。