園長のつぶやき

こんにちは 長坂保育園の園長です。日々成長する子ども達を見ながら、日頃の思いを綴ります。

千の音色でつなぐ絆

2013-06-28 16:59:51 | 日記

園長です。

 昨日、災害復興支援スペシャルコンサートを聴きに行ってきました。被災地で処分されずに積み上げられた「がれき」。これを復興のシンボルにできないものかと考え、「奇跡の一本松」をあしらった「バイオリン」を作成し、世界中のバイオリストが演奏するという、壮大な計画です。バイオリンは全部で4本作製し、2本が国内、もう2本が海外で弾かれているそうです。八戸は165人目の澤向直子さんが弾いてくれました。エレクトーン奏者の市川さんと「せんべい汁」の歌でおなじみの桜田まことさんとのコラボで楽しいひと時を過ごしました。本物は素晴らしい・・・。全部で20曲くらい演奏しましたが、とても心に沁みる素晴らしい演奏でした。前段に2011年3月11日当日の悲惨な災害ビデオを見ていたのでなおさら感動したのかもしれません。「のど元を過ぎると熱さを忘れる」という言葉がありますが、決して風化させてはいけない出来事だと思います。

 私は、音楽音痴なので、譜面も読めなければ、カラオケで歌うのも得意ではありません。しかし、最後でみんなで歌った「ふるさと」は感慨深いものがありました。壊してはいけないもの、壊さなければいけないものを再確認する良い機会だったと感じました。がれきで作ったバイオリンの音色は、とても優しく、憂いを帯びているようでした。多くの尊い命がバイオリンの弦に乗り移っているような不思議な感じがしました。また、エレクトーン奏者の市川侑乃さんの演奏は「一人オーケストラ」のようでとても聞きごたえがありました。

 最近は、忙しさにかまけて、芸術を鑑賞する気持ちにもなれませんでしたが、少し落ち着いたので行ってきましたが、一人車の中で聞くCDもいいですが、本物をまじかで聞く幸せは格別のものがあります。これからも機会があったら聴きに行こうと思います。

 さて、今日は6月の誕生会がありました。今回は3人の保護者が見学に来てくれ、誕生児はもとより、係りになった5人のお友達も大活躍し、良い刺激になった誕生会でした。特にAKBの「カチューシャ」を踊ったときは、子供たちも立ち上がり、大盛り上がりでした。最後の「アンコール」の声が鳴りやまず、2度も踊らされた子供たちでしたが、「異年齢児保育」ならではの場面が随所にあり保護者もとても楽しそうに見ていました。たまには、保護者が見ている中で頑張る子供たちの姿もいいものだなあと思いました。明日は、サッカー大会があります。今年はどんな物語を見せてくれるのか、こちらも楽しみです。2人の保育士から「ミサンガ」を手首に巻いてもらい、大事そうにしている子供たちを見ると、試合の勝ち負けよりも保育士と子供の「絆」が深まることの方がうれしい気持ちがします。明日は、あまり天気が良くないようですが、子供たちの頑張りには大きな声援を送りたいと思います。頑張れ、長坂の子供たち。

コメント
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