園長です。
さだまさしの曲に「シラミ騒動組曲」という歌があります。ドレミファソラシドのシとラとミとソとドだけを使って曲を作る過程を歌ったものですが、第3章まであり、とても面白おかしく聴いています。さて、保育園では昨年から爆発的とは言いませんが、ちんたらちんたらと数名ずつ「頭ジラミ」が発生しています。昨年の暮れ、やっとおさまったと思い、注意書きを破り捨てたところ、新年になりまた2名ほど感染者が出てしまいました。保育園ではいろいろ対策(シーツ・布団にアイロンかけたり、クラスごとに帽子をかぶせたり)をしていますが、保育園だけでは完治が難しいようです。家庭の協力が無ければなかなか完治しないのが困りものです。保護者からは「対応が甘い」と言われますが、保育園ではやれることには限度があります。5名以上にはめったにならないのですが、完治しないのは困りものです。これほど化学が発達しても旧態依然とした「しらみ」が発生することに違和感があります。まあ、インフルエンザの菌さえ撲滅できないでいるのだから仕方がないのかもしれません。最近復活してきた病気もあります。「結核」や「はしか」などはいったん消滅したように思われていましたが、またぞろ復活しているそうです。菌に弱い日本人はこの先、どのような道をたどるのでしょうか。私は「滅菌」「殺菌」の予防より「現金」・・いや違った「減菌」を目指したらどうかと思っています。かからないようにするのではなく、程よくかかり、重症化しないように、禁への抵抗力をつけたらどうかなと思います。軽微な菌と仲良くし、少しくらいの菌にはびくともしない体を作るのです。もちろん菌以外にも有効な面がたくさんあると思います。清潔も大切ですが「過ぎたるは及ばざるが如し」です。本日八戸地方では「インフルエンザ注意報」が発令されました。いよいよインフルエンザの季節です。うがい手洗いを徹底し、おいしいものをたくさん食べて、しっかり運動してこの冬を乗り越えましょう。