たまたま、SF映画が3作入ったブルーレイを見かけました。(北米限定版)
「オメガマン」「ソイレント・グリーン」と「2300年未来への旅」です。
「2300年」以外はへストンの作品ですね。
どうせなら「オメガマン」「ソイレントグリーン」と特撮「黒い絨緞」で納谷悟朗版3本立てにして欲しいです。(勿論悟朗さんの吹き替え入り。笑)
「オメガマン」は家弓さんの追悼の時に少しご紹介しました。
「ソイレント・グリーン」は大塚周夫さんがご出演ですが、大塚さんの追悼の時に放念していました。
「ソイレント・グリーン」をちゃんとご紹介した事がないので、この際にと思い(笑)悟朗さん(へストン)と大塚さん(チャック・コナーズ)のシーンを少しご紹介します。
ポスターの部分です。
後列:チャック・コナーズ(大塚周夫)、ジョセフ・コットン(吉水慶)、へストン(納谷悟朗)
前列:エドワード・G・ロビンソン(浮田佐武郎)、シャール役のリー・テイラー・ヤング(声は分かりません)
何故かジョセフ・コットンさんがあっちの方を向いていらっしゃいます。(笑)
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へストンは刑事。チャック・コナーズは殺人事件の被害者サイモンソン(ジョセフ・コットン)のボディーガードです。
シャールは「備品」と呼ばれている部屋付きの女の子です。(お手伝いその他何でもやってくれる子の様です。笑)
悟朗さん、カッコイイ声です。(笑)
チャック・コナーズは結構静かに話していて大塚さんが控えめでした。
納谷:ソーン刑事。所属は14分署。
大塚:タブ・フィールディングです。サイモンソンさんのボディーガードでした。
納谷:(シャールに)備品か?
?:ええ。
納谷:被害者の?被害者個人のか?
?:部屋づきの。
納谷:で、被害者は?
大塚:居間の方に。
納谷:行こう。
大塚周夫、サイモンソン(この被害者として横たわっているのは、勿論ジョセフ・コットンさんではなくてダブルの人ですよね?笑)、納谷悟朗
納谷:被害者の氏名は?
大塚:ウィリアム・アール・サイモンソン。
納谷:職業は?
大塚:それが・・・
納谷:それが何だ。
大塚:法律畑(「ほうりつばた」と読んでいらっしゃいました)ですが、最近はもう引退されたも同然でした。
納谷:ところで、ここは食料の在庫検査があるのか?
大塚:あります。
納谷:建前だけだろう。酒、持って来てくれ。
大塚:警察にそんな権限はないから
納谷:いいから。ここの雇い人じゃあるまいし。雇用契約はもうキャンセルだ。
大塚:今月いっぱいの給料もらってます。
納谷:持って来いよ。
大塚周夫、納谷悟朗
へストンの帽子、結構良いと思います。(笑)
セリフをもう少し続けます。(笑)
納谷:別に格闘した跡もない様だが。
大塚:静かな人でした。
納谷:たいてい必死になるもんだぜ。
大塚:人によるでしょ。
納谷:長生きするぜ。
ウィスキー。こりゃいいや。
おい、ご主人がぶっ殺されたっていうのに、ボディガードとしてはどこにいた?
大塚:二人で買い物に行ってました。
納谷:二人?
大塚:女の子と。シャールですよ。
納谷:それで?
大塚:帰ってきたのは11時ごろでしたが、見ると金てこでドアをこじ開けた跡が。だから明らかに・・・
納谷:文章書ける?
大塚:ええ。
納谷:じゃあ控えの間に行って、詳しい事を書いてもらおう。
君の今夜ときのうの行動も含めて。それから君の、雇用ナンバーも書く。いいな。
大塚:いいですよ。
この後、へストンは女の子にも事情聴取していました。
そしてその辺の物を持って帰って行きました。(笑)
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何故サイモンソンが殺されたのか?
ソイレント・グリーンとは何なのか?
個人的には結構地味な映画の印象でしたが(アクションが少ないので?)昔拝見した時より怖い気がしました。
最後のオチは「猿の惑星」ぐらいに有名なのかもしれませんが、今回はラストのセリフは書かないでおきます。(笑)
昔拝見した時、私はソイレント・グリーンの秘密より、ソルが最期に見る大自然が一番印象に残っていました。
何度拝見しても、やっぱりあの自然のパノラマ映像が一番圧巻ですね。
自然の映像が本当に綺麗でした。映像を見つめるソル
音楽も良かったです。
(ベートーヴェン作曲 交響曲 第6番 田園 第一楽章、グリーグ作曲 ぺール・ギュント 第一組曲 朝より)
映像を見つめるへストンです。
ソーン刑事(納谷悟朗)とソル(浮田佐武郎)
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「備品」のシャール(リー・テイラー・ヤング)とへストン(納谷悟朗)
原語では「家具」と呼ばれていました。
この「備品」はやっぱり若くて可愛くないとダメなんですよね?(笑)
可愛くない人はどうなるんでしょう?
可愛くても、ちょっと年を取れば即定年だと思うので、その後はどうなるんだろう??と心配になりました。(笑)
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「ソイレント・グリーン」
Soylent Green 1973年 米
1978年4月21日(金) フジ ゴールデン洋画劇場
ソーン刑事(チャールトン・ヘストン):納谷悟朗
タブ(チャック・コナーズ):大塚周夫
ソル(エドワード・G・ロビンソン):浮田佐武郎
ウィリアム・サイモンソン(ジョセフ・コットン):吉水慶
シャール(リー・テイラー・ヤング):?
ハッチャー警部(ブロック・ピーターズ):渡部猛
知事(ウィット・ビッセル):北村弘一
犯人の若者(スティーブン・ヤング)、ホームの受付:納谷六朗
たてかべ和也?
ソイレントグリーン
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<オマケ>
スティーブン・ヤング(納谷六朗)
この作品はエドワード・G・ロビンソンさんの映画101作目に当たっていたそうで、ケーキでお祝いしている写真がありました。
(何故かケーキの上には「100」と書いてありますが。笑)
左から、リチャード・フライシャー監督、ダニエル・メルニック氏(MGM製作部門副社長)、ロビンソンさん、へストン。
そしてこれがロビンソンさんの遺作でもありました。(1973年没)
へストンとロビンソンさんは「十戒」でも共演していました。
これはユル・ブリンナーさんとの写真ですが。(笑)
ロビンソンさんの声は池田勝さん。(納谷版、磯部版とも)
北米版DVDには、映画が何作か入ったDVDが結構ある様です。(??)
これは以前別館に載せた、「ベン・ハー」と「十戒」の二本立てDVDの表紙です。
興味のある方はご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/nayagorofan/33046573.html