ワンダースター★航星記

写真を撮るとは、決して止まらない時間を止めること。旅や日常生活のインプレッシブな出来事を綴ったフォトエッセイ集です。

南国のブーゲンビリア ~宮古島・旅紀行 ⑥

2023-06-01 | 宮古島

南国のブーゲンビリア ~宮古島・旅紀行 ⑥

 

 宮古島の市花でもあるブーゲンビリアは街路樹や民家の庭先と島のいたるところで見ることができる。

 なかでも、「ユートピアファーム宮古島」では、宮古島でも珍しいブーゲンビリアの品種を鑑賞できたり、ブーゲンビリアに埋めつくされた花の楽園の中を歩くことができる。

 ブーゲンビリアとは、中南米など熱帯地域が原産、赤やピンク、白、オレンジなど様々な花を咲かせる常緑低木で沖縄では年中見れるが春先と冬が一番綺麗だという。

 鮮やかな花びらのように見えるものは、実は花ではなく苞(ほう)と呼ばれるもので、ブーゲンビリアの花は、苞の中に咲く3つ筒状の小さな白い小花である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

   

  

 

ムイガー断崖絶壁とイムギャーマリンガーデン ~宮古島・旅紀行 ⑤

2023-05-30 | 宮古島

ムイガー断崖絶壁とイムギャーマリンガーデン ~宮古島・旅紀行 ⑤

 

 川がなく飲み水が貴重だった宮古島では、湧き水が出る場所や井戸がある場所を「ガー」と呼び、古くから地域の人々の生活に欠かせないものとなっていた。

 ムイガーとは、「湧き水」という意味で 断崖の下には湧き水プールがあり、昔は実際に取水していたという。

 断崖絶壁が続く南海岸沿いの快適なシーサイドドライブウエイ。

 

 

 

 

 

 七又海岸といい、東平安名崎から西へ続く、高さ30mの隆起珊瑚礁の断層海岸。

 

 

 大阪まで1476km、那覇まで284km、そして、台北まで386kmという有事の現実。

 

 断崖上空を旋回するヘリ。「見ていると冷や冷やする。」と思わず、本音。

 

 

 「イムギャーマリンガーデン」は天然の入り江となった地形を生かした海浜公園。

 入り江から地下水が湧き出ており、静かなビーチを囲むような岩山や遊歩道がある。

 各種マリンスポーツのツアーもさかんなようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 昭和レトロな「丸吉食堂」で"宮古そば” をいただく。

 

 

 最初、出てきたときは「具がない!」とがっかりしたものだが、宮古そばの最大の特徴は、「麺で具を隠す」という点だそう。

 麺のなかから、豚肉とかまぼこが出てきた。

 なぜ麺の下に具を隠すのかというと年貢の取り立てが厳しかった時代に「うちは具も入れられないほど貧しいんです」と見せかけるために始まった文化だと言われている。

 年貢制度が終わった現代でも「肉を食べるなんて贅沢」と思われないように、麺の下に具を隠してコソコソ肉を食べる風習が一部のお店では残っているという。

 ニンニクベースの豚骨スープが太い麺に絶妙に絡んで、おいしかった。

 

 

 

“ウミガメとサンゴ礁を泳ぐ” ~宮古島・旅紀行 ④

2023-05-28 | 宮古島

“ウミガメとサンゴ礁を泳ぐ” ~宮古島・旅紀行 ④

 

 

 宿の近くに保良泉(ぼらがー)と呼ばれる人気のビーチがある。

 カヤックや体験ダイビング、鍾乳洞ツアーなどで有名なスポットだ。

 天然の湧き水を利用したプールがあるのがここの特徴。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ウミガメに会いたいんだけど」と宿の女将さんに相談すると、それなら、ちょっと、離れてるけど、新城(あらぐすく)海岸がいいと教えていただいた。

 ビーチの左側がポイントだそうだ。シュノーケリング・セットも500円で貸していただいた。

 私はマリンスポーツをする人ではない。また、「体験ツアーはぶったくりだ」と敬遠する人だ。

 だから、ウミガメとの出会いも半分、諦めていたのだけど、「簡単に会えるよ。」と背中を押されて出かけることにした。

 それでも、その瞬間までは半信半疑だった。

 

 

 

 

 

 海に向かって、座禅を組む人がいた。

  "我” と向き合える場所なのかもしれない。

 

 

 シュノーケルを装着して、いざ入水?。

    ところが、僅か30分ほどで、ウミガメ君と遭遇した。

 彼は、のんびりと海底の藻を啄んでいた。

 タイトルの “ウミガメとサンゴ礁を泳ぐ” は実現し難いであろう私の永年の夢であったが、あっさりと実現した。

 ただ、水中カメラがない。レンタルでもするべきだった。

 だが、もし、カメラがあったなら、私は彼にずっと、つきまとって撮影したに違いない。

 そうなれば、彼は大迷惑であったに違いないから、これはこれで良かったとするか。

 TOP写真2枚はフリー画像から拝借。できるだけ、イメージに近いものを選んだ。

 

 

 

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東平安名崎/平安名崎灯台の絶景 ~宮古島・旅紀行 ③

2023-05-26 | 宮古島

東平安名崎/平安名崎灯台の絶景 ~宮古島・旅紀行 ③

 

 

 宮古島の最東端にある東平安名崎(ひがしへんなざき)の紺碧の海に突き出た緑の岬の長さは付け根から約2.5キロ。 

 また、東平安名崎の先端にある平安名埼灯台は、正に東シナ海と太平洋の境界線でもある。

 大らかさ、雄大さのなかに自然の厳しさを感じさせてくれる絶景が広がる。

 

 

 このちっこいパステルブルーが私の宮古島での相棒となった。

 まずは、TOP写真の東平安名崎を目指す。

 宮古島は山らしい山もなく、ほぼ平らであるため、広大な地平線が広がる。

 これがサトウキビ畑でなかったら、北海道の大地を思い起こさせるくらいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 亜熱帯特有の海岸性植物群が岬を覆い尽くすように広がっている。
 
 特にテッポウユリの群落が白い灯台と競うように咲き乱れていたのが印象的だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  「マムヤの墓」美女が岬から身を投げる悲恋物語。
 
 このテの伝説は岬には付き物なのだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

シーサーがいる民家宿とヤギさん一家 ~ 宮古島・旅紀行 ②

2023-05-24 | 宮古島

シーサーがいる民家宿とヤギさん一家 ~ 宮古島・旅紀行 ②

 

 宮古島空港に到着して、最初に何をするか?

 一般的にはレンタカーの契約だろうが、二番目は?

 ・・・私の場合は鮮魚店直行である。

 豪華ホテルの旅行ではなく、質素な一人旅であるからして、本日の宿はゲストハウス。

 自炊が原則であるので、新鮮な刺身を持参しようという魂胆である。

 

 ゲンナーイラブチャー・・・サンゴ礁に棲んでいるので、こんな青になったのだろうか。

 

 人気の鮮魚店マルヨシさんで刺身1000円分を内容お任せで注文する。

 

 

 昼食はお隣で天ぷらをオーダー。

 

 刺身を購入したら、冷蔵庫が必要ということで、観光前に宿に直行。

 東部の保良集落の中にある民家宿「いんとぅぱりとぅ~すら」。

 何回聞いても、憶えられない名前!

 名の意味を聞くのを忘れた!

 

 

 

 1泊朝食付で約3600円(契約時)。鍵付き個室のゲストハウスである。

 門前のシーサーが印象的。マンゴーが成っていた。

 

 

 保良集落を散策してみる。

 

   門前のシーサーは一般的らしい。

 

 

 こちらは、「にゃんこシーサー」。

 

 

 ヤギさんを飼っていらっしゃる民家があった。

 近くにチーズ工房があるので、ミルクを卸されているのだろうか。

 

 

 

 

 

 

   廃屋が多いのが気になる。

 ここにも過疎化の波か。

 

 

 宿の女将さんはとても親切で丁寧に宮古島全体の旅案内をしてくださった。

 夕食はテラスを貸切。

 

 

 

 お任せ刺身は8種類ほどあり、一人では食べきれないくらいのボリュームだった。

 オリオンビールで一人悦に入り、乾杯! 涼風が吹きわたる南国のテラスの夕暮れ時。

 豪華ホテルでは味わえない心の贅沢である。

 

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宮古島・旅紀行 ① ~プロローグ・旅立ちの翼

2023-05-22 | 宮古島

宮古島・旅紀行 ① ~プロローグ・旅立ちの翼

 

   久々の沖縄行きで宮古島は初訪問。

 関空から旅立つのも、4年前、ロシアに行って以来となる。

 思えば、この間、コロナが世界中を席巻し、またロシアによるウクライナ侵攻があり、世の中、かなり変わった感があるが、関空は以前の活気を取り戻しているようだ。 

 フライトで旅立つ前の私のワクワク感は相変わらずである。

 

 

 神戸方面がみえる。

 

 そして、明石海峡大橋を鳥瞰。

 

 

 徳島上空・吉野川上流を見おろす。

 

 機は愛媛を越えて太平洋上へ。

 

 宮崎上空を通り過ぎる。

 

 

 鹿児島の内之浦上空。

 

 そして、トカラ列島を越えて。

 

 

 

 

 

 約2時間20分のフライトで宮古諸島のひとつ、大神島がみえてくる。

  宮古諸島は全島が隆起サンゴ礁からなり、総じて平坦な島々。

 

 続いて、池間島。

 

 宮古島空港へ着陸直前態勢へ入る。

 

 

 

 

 

 

 

 宮古島アライバル。

 

 

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